ジェリコの製本職人

個数:
電子版価格
¥3,168
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ジェリコの製本職人

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年05月02日 21時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 562p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093567473
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

吉田恵里香氏推薦!豪州発あの傑作の姉妹篇

「社会や環境、時に家族や出生時の性別が、ペギーの壁となり牙をむく。
弱き者にこそ味方となるべきものが敵となる社会で、どうしようもなく知識や学問に惹かれてしまうのは、これらが決して自分を裏切らないから。
それが、この物語が今の時代に必要である理由だと思う。」
ーー脚本家・吉田恵里香氏(連続テレビ小説『虎に翼』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』)


第一次世界大戦下の英国。オックスフォード大学出版局製本所で双子の妹とともに働く女工ペギーは、夜になると工場から密かに持ち帰った不良(ヤレ)本をむさぼるように読み、大学で学ぶことを夢見ていた。だが、労働階級の彼女にとって学問は決して手の届かない高嶺の花だ。
戦争は日に日に激化し、街にベルギー難民が押し寄せ、疫病が流行し、社会は変わっていく。ペギーは、障害のある妹への責任やベルギー負傷兵との恋に悩みながら、大学を目指す――。
世界が恋した豪州発の傑作歴史小説『小さなことばたちの辞書』の姉妹篇が登場。前作同様オックスフォード大学出版局を舞台に、若く貧しい女工の挑戦、戦争と銃後のリアル、そして当時の製本工場を活写した紙の本への愛あふれる珠玉の物語。


【編集担当からのおすすめ情報】
本作はオーストラリア発のベストセラー小説『小さなことばたちの辞書』の姉妹篇です。前作では大辞典からこぼれ落ちた名も無き女性たちのことばを集めることに生涯を捧げた女性エズメが描かれましたが、本作では同じ時代のオックスフォード大学出版局を舞台に、製本所で働く女工ペギーの青春が描かれます。
幼い頃から父の勤める辞書編纂室に出入りしていたエズメとは異なり、両親はなく、運河に係留されたボートハウスに暮らし、製本所でも作業をしながらつい本を読んでしまい「あんたの仕事は製本することで、読むことじゃない」と叱られる労働階級のペギーは、そもそも学問へのアプローチすら許されない境遇にあります。
前作のキャラクターや同じエピソードも登場しますが、視点人物が異なることでこうも見え方が変わるのかと気づかされることもあります。そういう意味では、本作は『小さなことばたちの辞書』のサイドBの形を取りながら、「持たざる者」側を描いた作品とも言えます。他方でフェミニズム、シスターフッド、戦争といったテーマは前作からも引き継がれ、同様の感動を味わえる傑作小説となっています。
そして本作のもうひとつの大きな魅力は、何と言っても100年以上前の、ほぼすべてが手作業で行われていた製本工場の描写です。紙を折る、重ねる、縫い合わせるーー当時の製本工程が、著者の入念な取材によってリアルに再現され、製本に関わる全ての人々へのリスペクトと、紙の本への愛があふれています。
様々な魅力を持つ小説です。前作と合わせてぜひお楽しみください。

内容説明

第一次大戦下の英国オックスフォード。学問への思いを募らせながらも、自分の境遇を理由に諦めていた製本所の女工ペギー。しかしある出会いをきっかけに、彼女の人生が動き出す―。女性と知識、戦争と銃後。そして紙の本への愛。100年以上前、階級の壁を越えて学問に手を伸ばした製本所の女工の青春を描く傑作歴史小説!

著者等紹介

ウィリアムズ,ピップ[ウィリアムズ,ピップ] [Williams,Pip]
英国ロンドンに生まれ、オーストラリアのシドニーで育ち、現在はサウスオーストラリア州アデレード・ヒルズに暮らす。本作の姉妹篇であるデビュー小説『小さなことばたちの辞書(The Dictionary of Lost Words)』はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト入りを果たし、2021年オーストラリアのベストセラー(フィクション部門)1位に

最所篤子[サイショアツコ]
翻訳家。英国リーズ大学大学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品