ワシントン・ブラック

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ワシントン・ブラック

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  • サイズ 46判/ページ数 445p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093567206
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ギラー賞受賞、読む悦びに溢れた歴史小説!

2018年スコシアバンク・ギラー賞受賞、同年マン・ブッカー賞最終候補。ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、タイム他多数有力メディアの「トップテン・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出。
1830年、東カリブ・バルバドス島。11歳の黒人少年「ワッシュ」ことワシントン・ブラックは大農園に生まれ、奴隷として過酷な日々を生きていたが、ある日やって来た農園主の弟ティッチに見込まれ、科学研究の助手となる。ティッチから文字や科学の知識を学び、絵の才能も開花させるワッシュ。やがてある事件を機に二人で作った気球で島から脱出し、北極をめざすが……。
一人の少年の数奇な運命と世界を股にかけた冒険、自我の目覚め、人生の旅。アフリカ系カナダ人の女性作家による、読む悦びと驚きに満ちあふれた傑作歴史冒険小説。

内容説明

1830年、東カリブ・バルバドス島。親を知らない11歳の黒人少年「ワッシュ」ことワシントン・ブラックは、大農園の奴隷として過酷な日々を生きていた。ところがある日、農園主の弟ティッチに見込まれ科学研究の助手となる。ティッチから文字や科学の知識を学び、絵の才能を開花させるワッシュ。やがてある事件を機に二人で作った気球で島から脱出し、北極を目指す…。

著者等紹介

エデュジアン,エシ[エデュジアン,エシ] [Edugyan,Esi]
カナダ・アルバータ州出身。ヴィクトリア大学で学び、2004年に『The Second Life of Samuel Tyne』でデビュー。2011年、『Half‐Blood Blues』でカナダ最高峰の文学賞スコシアバンク・ギラー賞を受賞。2018年、『ワシントン・ブラック』で再び同賞を獲得

高見浩[タカミヒロシ]
東京生まれ。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

70
農場主の弟、ティッチと逃げ出した黒人奴隷、ワシントン・ブラック。しかし、ティッチは彼を置いて行ってしまった・・・。心から信頼していた人が、実は自分のことを「親切で良心的で優しい己を引き立てるアクセサリー/ペット・・・etc」程度にしか、扱っていなかったという事実はどこにでもある。人は現実を耐え忍び、必死で戦う人々に対し、同じグランドに立つことなく、「可哀想」と一方的で見下した上で行動するしかできないのか?一方で凶悪に見えたエラスムスが楽しそうにアイロン掛けする場面や劣等感に苛まれるフィリップの身勝手さが2021/04/18

ヘラジカ

45
歴史冒険小説と聞くと、もう少し起伏のある物語を期待してしまうかもしれない。字義通りの冒険も勿論あるにはあるが、骨幹となるのはアイデンティティを巡る、むしろ内向的な面を探る旅だったように思う。表面的なストーリーラインだけを辿っては分からない奥深さ。決して侮っていたわけではないが、想像よりも頭の中の感想を形にするのが難しい作品だった。しかし、果たして最初からBLMの文脈で読むのは正しいことなのだろうか。読者が答えとして自然にたどり着くならまだしも、提示されると視野狭窄に陥って作品の体験を損なわないだろうか。2020/09/25

あさうみ

29
小説の仮想ではなく、現実を突きつける。ブラック・ライヴズ・マターが世界で広がるなか「声をあげている貴方は正しく受け止められてますか?」と問いかけられる本。黒人差別の過酷さを知り、もがきながら、数多くのことを悟る彼の生きる道に私も粛々と見守る。この本は多くのことを教えてくれる。2020/09/26

tom

24
設定は、最近話題になった「ザリガニ」に似ている。でも、はるかに重厚。主人公は奴隷の少年。不運な事故で顔面に火傷の跡があり、絵を描く才能を持つ。白人の大人に連れられて北極まで行ってしまうが、結局捨てられた。そして、運よくイギリスに渡り、才能を生かして独創的な仕事を始める・・。この本は、彼の生きる道を探す物語。奴隷の生きざま(そして、彼を支える混血の女性)の切実な物語。でも、話は途中で終わってしまう。最終章の後、彼と彼女がどんな生活を続けるのか知りたくてたまらない。今年読んだ本の中では、トップテンに入るかも。2020/11/24

Acha

9
装丁とデザインが深みを醸す。少年の過酷な運命に救いの手が差し伸べられ、でも掴んだはずの手は不意にすり抜けてしまう。やや風変わりな登場人物が次々に現れ、舞台は移り、彼の人生は切り開かれていく。展開が読めず、彼が過去から逃げ切れることを祈りながらドキドキと読み進めた。断ち切るのではなく、明白にしたくて追いかけてしまう過去の呪縛。 しっとり重厚でありつつ質感が伝わってくる文体で、長さが気にならない。趣は暗めだが主人公の気立が良いからか冒険要素のせいか陰湿さがない。面白かった!2020/12/29

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