内容説明
オールド日本が黒船に仰天したとき、金ぴかアメリカは美しい日本に恋をした。太平洋の両岸に寄せて返した文明と精神の大きな波、グレイト・ウェイヴを読み解く。
目次
序章 地図
第1章 太平洋上の二人の漂流者―ハーマン・メルヴィルとジョン万次郎
第2章 貝殻コレクター―エドワード・シルヴェスター・モース
第3章 天心の“ボストン茶会事件”―岡倉覚三とイザベラ・ガードナー
第4章 涅槃の季節―ヘンリー・アダムズとジョン・ラファージ(1)
第5章 日光の滝―ヘンリー・アダムズとジョン・ラファージ(2)
第6章 火星からのメッセージ―パーシヴァル・ローウェルとメイベル・トッド
第7章 しゃれこうべの山―ラフカディオ・ハーンとアーネスト・フェノロサ
第8章 大統領の柔道部屋―セオドア・ルーズヴェルトとスタージス・ビゲロウ
終章 一九一三年―ひとつの時代の終焉
著者等紹介
ベンフィー,クリストファー[ベンフィー,クリストファー][Benfey,Christopher]
マサチューセッツ州マウント・ホールヨーク大学英米文学教授。ハーヴァード大学で比較文学の博士号を取得。ニューヨーク・タイムズ・ブックレヴューを始め、多くの雑誌で文芸評論を手掛けるほか、美術批評家としても活躍。たびたび日本を訪れており、陶芸や柔道の心得もある。現在、妻と二人の息子とともに、マサチューセッツ州アマースト在住
大橋悦子[オオハシエツコ]
東京生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科修了。翻訳家、ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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