出版社内容情報
全米で40万部を超えた感動のベストセラー
2003年4月、27歳の青年登山家アーロン・ラルストンは思いがけぬアクシデントにより、ひとり峡谷で身動きがとれない状況に陥ります。1日たち、2日たち、水も食料もない中一度は死を覚悟した彼が、信じがたい勇気と決断力で6日目に生還を果たすまでの真実のドラマを、青年本人が描いたドキュメンタリーです。全米では昨年9月の発表以来、40万部を超えるベストセラーとなり、テレビでは彼に関する特別番組も組まれるほどの話題になっています。彼がある覚悟をしたときの家族への思い、そして友人たちへの思いなどが繊細な筆致で描かれ、それがアメリカの人々の感動の涙を誘いました。9・11以来「勇気」はアメリカだけでなく全世界のキーワード。本当の勇気とは何かを、本書が教えてくれます。
内容説明
2003年4月、ロッククライミング中に事故は起きた。身動きのとれない断崖、捜索隊が来る可能性0%。そして彼は“決断”した―全米を泣かせたドキュメンタリー。
目次
地質時代の罠
遭難当日―夜を徹して
二日目―勝算なし
三日目―その日までやり通せ
四日目―食料も水もない
友だちが救出へ
五日目―トランスに支えられて
立ちあがる
六日目―悟りと歓喜
帰還―ピックアップを発見
最後の彷徨
腕よ、さよなら
著者等紹介
ラルストン,アーロン[ラルストン,アーロン][Ralston,Aron]
1975年、アメリカ中西部に生まれる。12歳のころ父の仕事の関係でコロラド州に転居。以来、ロッキー山脈があるコロラドで、父の影響もありスキー・ハイキングなどに熱中するように。1997年、カーネギーメロン大学卒業、世界企業インテルに就職。2002年、インテル退社。アスペンのスポーツ用品店に勤務しながらアウトドアに専念。2003年4月、ユタ州ブルージョン・キャニオンで事故に。現在は片腕のアルピニストとして、講演・執筆にも活躍中
中谷和男[ナカタニカズオ]
1936年生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業後NHKに入局。社会部を経てアラブ移動特派員、ジュネーブ、パリ、ナイロビ、ソウル各支局長、アジア総局長、アラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長を歴任。関連団体MICO欧州代表、総合ヴィジョンを経て、1995年にNHKを退局し、翻訳家・文筆家として独立
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