アーロン・ラルストン 奇跡の6日間

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093566612
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

全米で40万部を超えた感動のベストセラー

 2003年4月、27歳の青年登山家アーロン・ラルストンは思いがけぬアクシデントにより、ひとり峡谷で身動きがとれない状況に陥ります。1日たち、2日たち、水も食料もない中一度は死を覚悟した彼が、信じがたい勇気と決断力で6日目に生還を果たすまでの真実のドラマを、青年本人が描いたドキュメンタリーです。全米では昨年9月の発表以来、40万部を超えるベストセラーとなり、テレビでは彼に関する特別番組も組まれるほどの話題になっています。彼がある覚悟をしたときの家族への思い、そして友人たちへの思いなどが繊細な筆致で描かれ、それがアメリカの人々の感動の涙を誘いました。9・11以来「勇気」はアメリカだけでなく全世界のキーワード。本当の勇気とは何かを、本書が教えてくれます。

内容説明

2003年4月、ロッククライミング中に事故は起きた。身動きのとれない断崖、捜索隊が来る可能性0%。そして彼は“決断”した―全米を泣かせたドキュメンタリー。

目次

地質時代の罠
遭難当日―夜を徹して
二日目―勝算なし
三日目―その日までやり通せ
四日目―食料も水もない
友だちが救出へ
五日目―トランスに支えられて
立ちあがる
六日目―悟りと歓喜
帰還―ピックアップを発見
最後の彷徨
腕よ、さよなら

著者等紹介

ラルストン,アーロン[ラルストン,アーロン][Ralston,Aron]
1975年、アメリカ中西部に生まれる。12歳のころ父の仕事の関係でコロラド州に転居。以来、ロッキー山脈があるコロラドで、父の影響もありスキー・ハイキングなどに熱中するように。1997年、カーネギーメロン大学卒業、世界企業インテルに就職。2002年、インテル退社。アスペンのスポーツ用品店に勤務しながらアウトドアに専念。2003年4月、ユタ州ブルージョン・キャニオンで事故に。現在は片腕のアルピニストとして、講演・執筆にも活躍中

中谷和男[ナカタニカズオ]
1936年生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業後NHKに入局。社会部を経てアラブ移動特派員、ジュネーブ、パリ、ナイロビ、ソウル各支局長、アジア総局長、アラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長を歴任。関連団体MICO欧州代表、総合ヴィジョンを経て、1995年にNHKを退局し、翻訳家・文筆家として独立
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

22
映画「127時間」が面白いと聞いて観てみたら、原作も読みたくなった。自分が同じ状況になったら覚悟できるか。できる気がしない。アーロンの内面描写、家族や友人たちが異変に気付いてからの様子など、本は経過や詳細がよくわかる。あのシーンは映像の方がゾクゾクくるけど、文字だけの想像でも痛い痛い痛い。事故後も活動的でタフな人だ。続けられるのにやめる必要がないってことなんだろうな。ブルー・ジョン・キャニオン行ってみたい。アメリカのキャニオニアリングはスケールでけえや。2019/04/23

よし

5
図書館で借りたとき、以前、テレビのドキュメンタリー番組でこの事件をとりあげていた。その時、とても感動したことを今でも覚えている。だからわざわざ原文を読まないでいいと思っていた。映像の力には叶わないだろと。・・・読み終わった今、それは、とんでもない思い込みだった。「自分の腕を切断して脱出するまでの6日間。」 その地底での迷妄・錯乱・幻覚 、死の恐怖・絶望・・アーロンの全てが1字・1句・1文にこれでもかこれでもかと迫ってくる。これ程「打ちのめされた」本はない。圧倒的に魂を深くえぐってしまう。2014/12/20

ゆずこまめ

1
6日間耐えたのもすごいし、自分で腕を切断した後に残った片腕で懸垂下降して生還って体力と精神力すごい。腕切断のときももう痛みを感じないくらいになっていたのかと思いきや、普通に痛そうだった。アウトドアって本当に危険と隣り合わせなんだなと思い、都会に引きこもる意思が強くなった。自分の居場所を知らせておくことの大切さも理解したし、普段きちんとした人だからこそ友達や家族がすぐ探してくれたと思うので日頃の行いも大切だ。2023/07/06

okyada

1
面白かった。感動した。捜索までの流れや、最後に脱出してから救出されるまで本当にギリギリの状況だったことの緊迫感など、映画「127時間」よりもずっとドラマチック。先に映画を観てからこちらを読むほうがおすすめです。2011/11/30

鼻毛カッター

1
無謀ではあったかも知れないが、登山技術もそれなりにあるようで、無知・無力ではなかったのかなあ。それが助かった原因かといえばそうとは思えないが。腕を切り離すときの描写は肉体と精神の激突とも融合とも相剋とでも思える凄まじさ。しかしまあ、訳者解説で、イラク戦争を肯定的に論じて強引に結びつけるのは、2005年という時期を考えても酷すぎる2010/12/19

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