出版社内容情報
仲間を出し抜き、力と策謀でシカゴの暗黒街に君臨するリコ。貧しいイタリア系移民の末裔の彼は生き抜くために、ライヴァルをけ落とし仲間を裏切り、ついにはその頂点に立つ。だが銀行襲撃で警官を殺害したことから、彼の転落が始まる。今なお読み続けられているクライム・ノヴェルの古典、登場!
不良少年のグループからやくざの使い走りになった貧しいイタリア移民の末裔、リコ。彼はギャングの一人として銀行襲撃で名をあげ、暗黒社会の中で知られた顔になる。力と策謀で仲間を出し抜き、追い落とし、ついには縄張りを握ってその頂点に立つ。だが銀行襲撃の際に警官を射殺したことから、警察の執拗な追及に追われる身となる??無名だったエドワード・G・ロビンソンを一躍大スターにした映画『犯罪王リコ』の原作であり、ジェイムズ・エルロイやジム・トンプソンに大きな影響を与えたクライム・ノヴェルの古典的名作。ハメットの『血の収穫』と同年に刊行され、ベストセラーとなった本書を、バーネットにこだわり続けるわが国随一の翻訳者・研究家である小鷹氏が手がけた執念の成果!
内容説明
不良少年のグループからやくざの使い走りになった貧しいイタリア移民の末裔、リコ。彼はギャングの一人として現金強奪で名をあげ、暗黒社会の中で知られた顔になる。力と策謀で仲間を出し抜き、追い落とし、ついには縄張りを握ってその頂点に立つが…。無名だったエドワード・G・ロビンソンを一躍大スターにした映画『犯罪王リコ』の原作であり、ジェイムズ・エルロイやジム・トンプソンに大きな影響を与えたクライム・ノヴェルの古典的名作。
著者等紹介
バーネット,W.R.[バーネット,W.R.][Burnett,William Riley]
アメリカの作家。1899年オハイオ州生まれ。州立大学卒業後、政府の統計課に勤務。1928年作家を志してシカゴに上京。’29年『リトル・シーザー』でデヴュー。ベストセラーとなり、映画化されたとき、エドワード・G・ロビンソンを一躍スターにした。以後50年以上にわたり、クライム・ノヴェル、西部小説、歴史ロマンスなど37冊執筆。その多くがベストセラーとなり映画化される。他に映画の脚本、原案も数多く手がけた。1980年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のグランドマスター賞を受賞。映画脚本では共同執筆で『大脱走』、単独執筆では『荒野の三軍曹』などがある
小鷹信光[コダカノブミツ]
1936(昭和11)年岐阜県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。日本推理作家協会およびアメリカ探偵作家協会会員
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感想・レビュー
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