愛を育てる食べ物壊す食べ物

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093561518
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人間の二大本能である食欲と性欲の関係を、食べ物をキーワードにわかりやすく解きおこす、グルメの国の心理学者の楽しく真面目なウンチク読本。なぜ拒食症や過食症に陥るのか? 媚薬は本当にあるのかなど、最新の分析結果も満載。

 イタリア心理学界の名物教授が自らの臨床体験と膨大なアンケートをもとに、食欲と性欲の不思議な関係を解き明かす! 食べ物と性欲はどのようなつながりがあるのか? 病気と食べ物の関係から拒食症・過食症、さらには酒と愛欲の関係まで、グルメの国ならではの楽しく真面目なセックス読本。実際の治療の例から、心理的ダイエット、温泉治療など、具体的なアドヴァイスまで紹介。あなたも気になる媚薬は本当にあるのか? 豊富な資料や文献を縦横に駆使した、話題騒然の書。

内容説明

現代はまさに“ファーストフードからファーストセックス”の時代である。何事にも性急さを求める若者たちは、食卓でもベッドでも、できるだけ速くしかも数をこなすことをモットーにしているようである。こうした傾向は人の体と心にどのような影響をあたえ、社会を変えていくのだろうか?また、過食症や拒食症はどのような原因で起こるのか?ダイエットはほんとうに体にいいのだろうか?またこれらに対する療法にはどんなものがあるのだろうか?イタリアで話題の心理学者が最新のデータで解き明かす。

目次

第1部 「食べ物と愛欲」(由緒ある食卓で;社会一般の食事;食欲と色欲;男女のカップルと食べ物;情愛のこもった食人の習慣;美食嗜好)
第2部 「イタリア人の食と性に関する習慣とそれについてのアンケート調査」
第3部 「病気との関わり」(神経症的な空腹と異常な性欲;充実した性;食と性の拒食症;酒と愛欲)
第4部 「治療」(催淫的な食べ物;心理的ダイエットと温泉治療;食と性に関する質問)

著者等紹介

パジーニ,ウィリー[Pasini,Willy]
現在ジュネーヴ大学医学部、精神医学、臨床心理学講座の教授で、ヨーロッパ性科学者連盟の会長を務めている。また、多くの専門誌や一般大衆誌への執筆活動、テレビのトーク番組への出演など盛んに活躍している。主な著書としては、『精神療法における身体』(1982年)、『性敵イメージ』(1988年)、『近親関係』(1990年)、『感情の特質』(1991年)、『好きなことと嫌いなこと』(1993年)、『心の時代』(1996年)、『性的な欲望を求めること』(1997年)などがある

大久保昭男[オオクボアキオ]
1927年茨城県生まれ。東京大学文学部卒。イタリア文学・フランス文学翻訳家。主な訳書にA・モラヴィア『二人の女』(角川書店)、G・ボッファ『ソ連邦史』(大月書店)、E・モランテ『禁じられた恋の島』(河出書房新社)、アルベローニ『他人をほめる人、けなす人』(草思社)など多数

川本英明[カワモトヒデアキ]
1955年奈良県生まれ。早稲田大学在学中よりイタリア語・イタリア文学を学び、卒業後もイタリア人神父に師事。ペルージャ国際大学留学後、輸入品のマニュアル翻訳などを手がけ、イタリア文学や映画の研究を続ける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yn_redqueen

1
「食べることは好きですか?エロいものは好きですか?ならぜひ読むべきです!」。『色気と食い気の類似性』について延々と語った本。前半はきわどい文学、映画にみる例がクラクラしてくるほどてんこもり。作者はどんなエロゲオタだと辟易するが、ぜひ真面目な心理の話に入る後半まで耐えてもらいたい。作者がセックスカウンセラーの仕事をしているせいで、全体的に下世話ではあるけど。まさに「マジメに不真面目」な、非常に楽しいイロモノネタ本であった。食の価値を問い直す文化論本でもあるよ。食にうるさいというイタリア人がたくさん登場2011/08/14

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