出版社内容情報
室生犀星“初の小説”を含む自伝的作品集
婚外子として生まれ、生後間もなく養子に出された〈私〉。いつもやさしい義姉を除いて、周囲に理解してくれる人はおらず、小学校では喧嘩を繰り返して先生からも目をつけられていた。
そんななか、実の父親が亡くなり、母が行方不明になってしまう。ますます自棄になって乱暴を繰り返していた〈私〉は、川のなかでその後の人生を変えるあるものを見つける。それは、苔むした地蔵だった――。
自伝的色彩の濃い、著者初の小説「幼年時代」をはじめ、「性に目覚める頃」「或る少女の死まで」を加えた“幼年時代三部作”を中心に、繰り返し映画やテレビドラマになった「あにいもうと」を加えた全4篇を収録。
内容説明
詩人・室生犀星の“初の小説”を含む自伝的作品集。婚外子として生まれ、生後間もなく養子に出された“私”。いつもやさしい義姉を除いて、周囲に理解してくれる人はおらず、小学校では喧嘩を繰り返して先生からも目をつけられていた。そんななか、実の父親が亡くなり、母が行方不明になってしまう。ますます自棄になって乱暴を繰り返していた“私”は、川のなかでその後の人生を変えるあるものを見つける。それは、苔むした地蔵だった―。自伝的色彩の濃い著者初の小説「幼年時代」をはじめとする“幼年時代三部作”「性に眼覚める頃」「或る少女の死まで」に加え、繰り返し映画やテレビドラマになった「あにいもうと」の4篇を収録。
著者等紹介
室生犀星[ムロウサイセイ]
1889(明治22年)8月1日‐1962年(昭和37年)3月26日。享年72。石川県出身。本名・照通(てるみち)。1918年に第一詩集『愛の詩集』、第二詩集『抒情小曲集』を刊行、詩壇の地位を確立する。翌年には小説「幼年時代」を発表し、小説家としても名を成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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