出版社内容情報
三人の女性の緊迫した“心理劇”
「あんたの中に、怒りの子が見える……人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」
自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ――。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。
人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。
内容説明
「あんたの中に、怒りの子が見える…人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ―。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。
著者等紹介
高橋たか子[タカハシタカコ]
1932年(昭和7年)3月2日―2013年(平成25年)7月12日、享年81。京都府出身。1985年に『怒りの子』で第37回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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