出版社内容情報
死刑執行の朝を迎えた青年の魂の叫びと軌跡
楠本他家雄が入獄して16年目、ついに“お迎え”の日がやってくる。拘置所の若い医官で精神医・近木は、刑執行現場への同行許諾を得る。
その日の朝、心のなかに喜びが立ち昇るのを感じた他家雄は、1年間文通を続けた女子学生・玉置恵津子に最後の手紙を書く。「きみのおかげでぼくの死は豊かになりました。ありがとう。そして、さようなら」。
精神科医として東京拘置所医務部技官を務めた筆者にしか描けない、青年死刑囚の衝撃的な死刑執行現場の全行程。全3巻完結編。復刊にあたり、著者による新たなあとがきを収録。
加賀 乙彦[カガ オトヒコ]
著・文・その他
内容説明
楠本他家雄が入獄して十六年目、ついに“お迎え”の日がやってくる。拘置所の若い医官で精神科医・近木は、刑執行現場への同行許諾を得る。その日の朝、心のなかに喜びが立ち昇るのを感じた他家雄は、一年間文通を続けた女子学生・玉置恵津子に最後の手紙を書く。「きみのおかげでぼくの死は豊かになりました。ありがとう。そして、さようなら」。精神科医として東京拘置所医務部技官を務めた筆者にしか描けない、青年死刑囚の衝撃的な死刑執行現場の全行程。全三巻完結編。復刊にあたり、著者による新たなあとがきを収録。入獄十六年目―死刑執行の朝を迎えたいち青年の魂の叫びと軌跡。
著者等紹介
加賀乙彦[カガオトヒコ]
1929年(昭和4年)4月22日生まれ。東京都出身。本名は小木貞孝(こぎさだたか)。主な作品に『帰らざる夏』(第9回谷崎潤一郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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