出版社内容情報
作家生活の機微や日常を綴った珠玉の随筆集
太宰治賞、直木賞受賞について、執筆秘話、ギリシアやヨーロッパの旅、土佐回顧、好物料理、折々の暮らしの雑感など、簡明直截に綴られた随筆集。
≪『鬼龍院――』の映画で、夏目雅子扮するところの「なめたらイカンゼヨ」は流行語になってしまったが、これなど私は最初試写を見たときびっくり仰天、若い娘が「なめたらイカン」とまではいっても、「ゼヨ」というのはぜったい口にするべき言葉ではなく≫「京ことば」より。
昭和48年から平成8年にかけて、著者47歳から70歳までの100編を収録。
宮尾 登美子[ミヤオ トミコ]
著・文・その他
内容説明
太宰治賞・直木賞受賞、執筆秘話、ギリシアやヨーロッパの旅、土佐回顧、好物料理、折々の暮らしの雑感など、簡明直截に綴られた随筆集。著者47歳から70歳までの100編を収録。
目次
第1章 創作(第九回太宰治賞受賞の言葉;直木賞のこと ほか)
第2章 こころ(秋風と心臓病;不安病 ほか)
第3章 暮し(めんきち;長唄 ほか)
第4章 思い出(土佐浦戸湾;幻の砂丘 ほか)
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926年(大正15年)4月13日‐2014年(平成26年)12月30日、享年88。高知県出身。1979年『一絃の琴』で第80回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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