出版社内容情報
天運を味方に“天下布武”へ突き進む信長
絶体絶命の逆境の中、敵をあざむく奇策を講じ、難敵・今川義元を桶狭間にて討ち果たした信長は、やがて美濃・斎藤氏も攻略し、岐阜城を居城とする。
ただ一人愛した女性・吉乃(きつの)に早逝されるも、天運を味方にした信長は”天下布武”の野望を抱き始め、妹・お市を嫁がせた浅井・朝倉の連合軍を破り、ついには武田軍団との決戦に備える。
吉乃の実家・前野家文書「武功夜話」を元に、秀吉、蜂須賀小六らの川筋衆の縦横無尽な活躍までもが生き生きと描かれた筆者渾身の歴史長編の後編。
遠藤 周作[エンドウ シュウサク]
著・文・その他
内容説明
絶体絶命の逆境の中、敵をあざむく奇策を講じ、難敵・今川義元を桶狭間にて討ち果たした信長は、やがて美濃・斎藤氏も攻略し、岐阜城を居城とする。ただ一人愛した女性・吉乃に早逝されるも、天運を味方にした信長は“天下布武”の野望を抱き始め、妹・お市を嫁がせた浅井・朝倉の連合軍を破り、ついには武田軍団との決戦に備える。吉乃の実家・前野家文書「武功夜話」を元に、秀吉、蜂須賀小六らの川筋衆の縦横無尽な活躍までもが生き生きと描かれた筆者渾身の歴史長編・後編。
著者等紹介
遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年(大正12年)3月27日‐1996年(平成8年)9月29日、享年73。東京都出身。1955年『白い人』で第33回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tencoz
2
上巻同様、淡々としている…それでも上巻は信長中心で彼の内面なども描かれていたけど、下巻はなんか第三者目線が多くて彼の真意が読み取りづらい。武功夜話を翻訳したに近い小説で、終わり方も中途半端…長篠描かんのかい。読みやすいんだけど、著者が何でこれを書こうと思ったのかよくわからない…あまりに淡白な物語で。フィクションが多分にあったとしても、熱量、エンタメ性という点でシバリョー&池波には遠く及ばないかなあ。なんかひたすらナレーション聞いてるみたいだった。歴史の粗筋…佐吉がちょっと出てきたのは嬉しかったけど。2018/11/25