P+D BOOKS<br> 夏の砦

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夏の砦

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  • サイズ B6判/ページ数 496p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093522663
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

北欧で消息を絶った日本人女性の精神的彷徨

織物工芸に打ち込んでいた支倉冬子は、一枚のタピスリに吸い寄せられ、魅惑されてしまう。ついにはヨーロッパに留学する決意までした冬子。だが、冬子は、ある夏の日、その地方の名家ギュルンデンクローネ男爵の末娘エルスと孤島にヨットで出かけたまま消息を絶ってしまう。
冬子が残した手記をベースに、生と死、または愛の不安を深く掘り下げた小説となっている。絶対的な孤独の中、日本と西欧、過去と現在を彷徨しながら、冬子はどのように再生していくのか……。
辻邦生が自著『生きて愛するために』で語った「死というくらい虚無のなかに、<地上の生>は、明るく舞台のように、ぽっかり浮かんでいる」という彼の死生観とともに、西欧的骨法によって本格小説を日本に結実させんとした、辻文学初期傑作の一つである。巻末に「創作ノート抄」を併録。



辻 邦生[ツジ クニオ]
著・文・その他

内容説明

織物工芸に打ち込み、一枚のタピスリに魅惑されてヨーロッパに留学した支倉冬子は、ある夏の日、北欧の孤島に、ヨット旅行に出かけたまま突然消息を絶ってしまう。彼女が残した手記を辿りながら、荒涼たる孤独の中、日本と西欧、過去と現在、過酷な現実と美的世界を行きつ戻りつ、生と死と愛の不安を極限まで掘り下げた清冽な作品。辻邦生の“死生観”が見事に結実した、著者の原点ともいえる金字塔的作品。創作ノート抄を併録。

著者等紹介

辻邦生[ツジクニオ]
1925年(大正14年)9月24日‐1999年(平成11年)7月29日、享年73。東京都出身。1995年『西行花伝』で第31回谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

etoman

2
読書会での課題図書じゃなかったら手に取らなかったし、ましてや最後まで読み切ることも無かっただろう。僕の好みとはまるっきり異なる小説でしたが、不思議と読み終わった時に読んで良かったと思った。これまで、文章を味わいながら深く文学作品の世界観に浸るような読み方をしていなかったんだということを理解できた。これからはもっとそういう読み方をしていきたい。とはいえ、冬子の言う「苛酷に事実」が具体的に何なのかが最後まで分からなかったところは、現国のテストに合格していないようで気持ち悪い。2020/05/18

やなせトモロヲ

1
★★★☆☆2022/02/26

Ash.jp

1
辻邦生の作品の中でも最も好きな小説。まずタイトルから素敵。美とは何か永遠とは何か。ひたむきに生きる冬子が羨ましくもあり悲しくもある。2021/10/21

春雨のオアシス

0
先日読んだビブリオミステリーに名前が出てきたので読んでみた。透明感のあるひんやりとした文体(決して冷たいわけでは無い)が結構特徴的だった。2022/05/11

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