内容説明
足摺の巨石群の謎、名古屋の「酔笑人神事」にみる古代人の苦悩、失われた「もうひとつの万葉集」に隠された九州王朝の存在…多元史観から浮かび上がる数々の新事実とは。古代史研究に新たな地平を切り拓いてきた古田武彦によってなされた、「真実への鍵」をめぐる七つの思索の記録。書き下ろし「日本の生きた歴史」を加え、待望の復刊。
目次
第1の鍵 足摺に古代巨石文明があった
第2の鍵 宮殿群跡の発見と邪馬一国
第3の鍵 祝詞が語る九州王朝
第4の鍵 「縄文以前」の神事
第5の鍵 立法を行なっていた「筑紫の君」磐愛
第6の鍵 「十七条の憲法」を作ったのはだれか
第7の鍵 もうひとつの万葉集
日本の生きた歴史(二十四)―真実の歴史
著者等紹介
古田武彦[フルタタケヒコ]
1926年福島県生まれ。旧制広島高校を経て、東北大学法文学部日本思想史科において村岡典嗣に学ぶ。長野県松本深志高校教諭、神戸森高校講師、神戸市立湊川高校、京都市立洛陽高校教諭を経て、1980年龍谷大学講師。1984~96年昭和薬科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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