出版社内容情報
“特ダネ”カメラマンが語る墜落事故の惨状
昭和27年4月9日、突然消息を絶った日航定期便福岡行き「もく星」号は、羽田を離陸した20分後に消息を絶った。
事故の13年後、ふとしたことから「もく星」号事故に興味を抱いた中浜宗介は、知り合いの新聞記者・伊東や大学院生・小枝らと、密かに事故の真相究明に乗り出す。そして、事故死した乗客のうち唯一の女性・相善八重子が、事故と何らかの関係があるのでは睨む。
事故の真相に迫るため、第一発見者で墜落現場の特ダネ写真を撮影したカメラマン・宮田を訪ねて、彼の住む伊豆大島へと向かう一行。そして、宮田から事故直後の現場について、さらに相善八重子についての衝撃の惨状を聞き出すのだが……。
筆者の代表作「日本の黒い霧」などと同様に、昭和の“謎”事件の真相を解明するため、記録的手法を導入して挑んだドキュメンタリータッチの長編小説・中巻。
松本 清張[マツモト セイチョウ]
著・文・その他
内容説明
昭和27年4月9日、日航定期便福岡行き「もく星」号は、羽田を離陸した20分後になぜか突然消息を絶った。それから13年後、密かに事故の真相究明に乗り出した中浜宗介らは、事故死した乗客のうち唯一の女性・相善八重子が、事故と何らかの関係があるのではと疑念の目を向ける…。筆者の代表作「日本の黒い霧」などと同様に、昭和の“謎”事件の真相を解明するため、記録的手法を導入して挑んだドキュメンタリータッチの長編小説・中巻。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年(明治42年)12月21日‐1992年(平成4年)8月4日、享年82。福岡県出身。1953年に『或る「小倉日記」伝』で第28回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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