出版社内容情報
"樋口一葉ゆかりの地を歩き""明治""に触れる"
「新五千円札の顔は樋口一葉」。命日の11月23日に毎年行われている一葉忌(トウキョウト文京区本郷・法真寺)には、今年も数多くの人々が訪れた。人間・樋口一葉の足跡と人生、そして全作品の舞台となった「明治の世界」を、写真や詳細な地図で立体的に案内するのが本書。一葉が実際に訪れた神社や庭園、店などとともに、旧居跡を含んだ町歩き7コースを提案。この秋、話題の中心となる樋口一葉ゆかりの地(浅草、向島、谷根千、本郷、小石川など)を、そぞろ歩いてみよう。きっと新発見のタウンウォーキングが楽しめること請け合いです。明治の風格がわかるコラムやインタビューを交え、まさに等身大の一葉に近づける文学散歩の旅に浸れる本。
内容説明
本書は、24年と8か月の短い人生のほとんどを東京に生きた樋口一葉の足跡をたどり、一葉の人間的魅力と東京という町を再発見するための、ガイド兼ウォーキングブック。
目次
第1章 本郷・小石川・お茶の水界隈 一葉の人生を歩く(一葉の本郷・小石川・お茶の水界隈;本郷―父も兄もいた夢のような少女時代;本郷―インテリ帝大生と下宿街 ほか)
第2章 上野・湯島・谷中界隈 一葉の歩いた下町をゆく(一葉の上野・湯島・谷中界隈;上野―東京図書館へ向かう緑陰の道;湯島・千駄木―一葉と明治の文豪が歩いた町 ほか)
第3章 竜泉・吉原・浅草界隈 『たけくらべ』が生まれた町を歩く(一葉の竜泉・吉原・浅草界隈;竜泉―吉原遊廓の裏で荒物・駄菓子屋を開く;吉原―『たけくらべ』が生まれた町 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoriction
6
久しぶりに一葉熱を発した模様。そもそも私は一葉に興味があるわけでも、好きなわけでもないのだけれど。なぜか定期的に一葉の関係本を手にしてしまう。先日、一葉の旧居跡や本郷界隈に行ったので、以前よりもすんなりと背景や地図などが入ってきて楽しかった。人々紹介コラムも楽しく、行ってみたくなるようなお店もたくさん紹介されて充実。タイトル通りこの本で一葉の明治・東京が早わかり。個人的には、半井桃水のページがよかった。雪の中2時間も待つだなんて。その情熱が24年という短い人生においても名作を生み出す魂となったのかな。2013/01/22
及川まゆみ
3
写真が多くて楽しいです。2014/05/17