出版社内容情報
今なら間にあう消えゆく町並を訪ねる旅の本
北は江戸文化の終着港、北前船の北海道・江差から、南は牛車と珊瑚礁の沖縄・竹富島まで、日本全国50カ所、小江戸の風情を今にとどめる懐かしい町並みを訪ね歩いた渾身のルポ。江戸時代を完璧に演じる宿場町・妻籠、町の7割が江戸期の建物で占められる奇跡の寺内町・今井、瀬戸内の水軍がつくった雅な家並み・塩飽本島・・・生活や人、技が織りなす不思議な一刻へあなたを誘う大人のための旅の本です。
内容説明
岡山県の山奥、うっそうとした九十九折の細い道を抜けると、目も眩むようなベンガラの赤い家並みが隠れていた。徳島県・吉野川ぞいの小さな町には、400mにわたって「うだつ」の商家が連なる豪壮な町並みがあった。香川県・瀬戸内海に浮かぶ小島には、水軍が作った雅なる家並みがあった。ガイドブックではお目にかかれない、びっくり仰天驚きの旅。
目次
出石 兵庫県―沢庵和尚を生んだソバの美味しい城下町
丹波篠山 兵庫県―猪鍋、松茸、大納言―味覚豊富な京都の台所
龍野 兵庫県―ゴミと看板のない赤とんぼのふるさと
倉吉 鳥取県―東伯耆の土壁の町は公衆トイレで町おこし
美作勝山 岡山県―“後ろ姿”が美しい中国山地の箱庭の町〔ほか〕
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- 和書
- ひまりの一打 集英社文庫