雨上がりのパリ

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093423892
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

30代から40代へ。雨宮塔子パリ7年日記

外国での子育て、仕事、日々の楽しみと、とまどいと……。
「大人の女性」への階段を、悩みながらも上っていく7年間。
雨宮塔子さんが、パリでの生活と揺れ動く心情を、素直に生き生きと綴ったエッセイ集です。

TBSの人気アナウンサーとして活躍後、1999年に退社し渡仏。
パリに降り立った日から結婚、第一子出産まで、約4年間の心情を綴った初エッセイ『金曜日のパリ』は、多くの女性に共感をもって迎えれられました。

その流れに続く本書は、女性誌Domaniでの人気連載7年分をほぼ収録。
夫不在のパリでの第二子出産から長女の幼稚園入園、小学校入学、そして2011年秋まで――34歳の誕生日を迎える直前から40歳までの、パリでの生活が詰まっています。

七年といえば、渡仏してから最初の雑誌連載、Oggiでの『金曜日のパリ』で、パリに来たばかりのころの四年間の日常を綴ったのよりもずっと長く、また日本で局のアナウンサーとして働いていた六年間をも凌ぐ年月でもあります。(あとがきより)

30代から40代へ。
一歩一歩着実に成長していく彼女が紡ぐ真摯な言葉は、きっと多くの女性の琴線に触れるはずです。

【編集担当からのおすすめ情報】
打ち合わせ等でお目にかかる雨宮さんは、40歳になった今も相変わらずスリムで、ナチュラルなおしゃれが素敵な方。フットワークがよく、そして何より、「チューボーですよ!」等で私たちが大好きだったあの笑顔もそのままです!
「大人の女性」こそ魅力的と評価されるパリ。
そんな街で、自然体で、上手に年を重ねている雨宮さん。
悩んだり、失敗したりしながらも、まっすぐに生きる彼女の言葉は、私たちが本当の意味での「大人の女性」になるための、道しるべになってくれると思うのです。

34歳 trente-quatre ans

10 いま想う「34歳の私」
11 秋の哀愁の入る余地は、今の私にはない
14 おデブと紙一重の、微妙なお腹を抱えて
17 モンテーニュ通り・セール狂騒曲
20 パリで「ひとり出産」
26 母子だけの日々に慣れたとはいえ……
29 東京の空の下で――
32 運命のチンクエチェント
35 パリで見かけるセレブが教えてくれること
38 パリの優しさが、私は好きだ
42 星を捨てた三ツ星レストラン
45 パリのリラクゼーション事情
48 ドヌーヴの“オーラ”と大きな背中

35歳 trente-cinq ans

52 いま想う「35歳の私」
53 仕事とプライベート――三十代の選択肢
56 母が差し伸べてくれる手に、甘えていた
59 パリジャンに学ぶ、粋な時間の作り方
63 “緩さ”と“ハズシ”のパリ的洗練
66 蚤の市の神様が降りてくる……
69 そこここに自然と息づくパリ的ロハス
72 久しぶりの東京、浅草、かっぱ橋
75 窓から覗く、幼稚園の光景
79 仕事をすることと生きていくことは、同じ響きを持っている
82 パリ三区、珠玉の本屋さんにて思うこと

36歳 trente-six ans

86 いま想う「36歳の私」
87 仲のいい友達じゃないわ!!
90 繊細でヘルシー! パリのビストロ、新潮流
93 スピリチュアル占い@パリ
97 今の私にとって“書く”ということ
100 ブロカント熱、再発
103 初めての“kermesse”奮闘記
107 娘がバレエを始めた
112 フォアグラサンドにまで、チョコレート

37歳 trente-sept ans

116 いま想う「37歳の私」
117 脱“食わず嫌い”。試してナンボの女磨き
120 雑念だらけの料理教室体験記
123 待ってて、運命のコートちゃん!
126 十八区にできた、情熱の”くずし割烹”
130 “出会い系”だって、パリ風味
133 ファーマシーという名の駆け込み寺
136 本当は秘密にしたい、小さなブティック
140 悲しみに暮れるマセラティ
143 持久走としてのノエル考

38歳 trente-huit ans

150 いま想う「38歳の私」
151 やがて、切なき、「異常なし」
154 経年劣化スパイラル
157 春来たりて、博愛ショッピング
160 渡仏十年、初めてのビオサロン
163 そういえば、アナウンサーでもあった。
166 不完全燃焼の初ランジス
169 不惑前、女の人生のリスタート
172 人気フローリスト、カールの田舎暮らし
176 ゴージャスすぎ! パリの子供の誕生会

39歳 trente-neuf ans

182 いま想う「39歳の私」
183 モンマルトルのもうひとつの顔
186 この食い意地は、健在です。
190 “幸せ”にするパン屋さん
194 仮住まいはつらいよ。
198 カントリーライフへの憧憬
201 パリで車を運転するということ
204 運命のアパルトマン
208 片づかない段ボールとひと目ボレのランプ
212 忘年会はヅラ探しから

40歳 quarante ans

216 そして、「40歳の私」
217 女盛りは三十五歳を過ぎてから
221 効いた、得意のお菓子攻撃
224 友人の帰国と、母国への想い
227 雨宮、立ち飲みバーに出没中!
230 パリ流チャリティイベントは大盛況!
234 サッカー教室の帰り道
238 魔法の野菜に出合う小旅行
242 「篠さん」という生き方
245 雨は必ず止む時がくる。

コラム

友人を案内するパリ、私的ルート
147 アート
148 グルメ
179 雑貨
180 ファッション

252 あとがき

内容説明

外国での子育て、仕事、日々の楽しみと、とまどいと…。「大人の女性」への階段を悩みながらも上っていく7年間。パリでの、揺れ動く心情を、素直に生き生きと綴ったエッセイ集。

目次

いま想う「34歳の私」
秋の哀愁の入る余地は、今の私にはない
おデブと紙一重の、微妙なお腹を抱えて
モンテーニュ通り・セール狂騒曲
パリで「ひとり出産」
母子だけの日々に慣れたとはいえ…
東京の空の下で―
運命のチンクエチェント
パリで見かけるセレブが教えてくれること
パリの優しさが、私は好きだ〔ほか〕

著者等紹介

雨宮塔子[アメミヤトウコ]
1970年12月28日、東京生まれ。フリーキャスター、エッセイスト。’93年成城大学文芸学部英文学科卒業後、TBSに入社。「どうぶつ奇想天外!」「チューボーですよ!」等の人気番組を担当する。’99年3月、TBSを退社し、単身パリに遊学。フランス語、西洋美術史を学ぶ。2002年パティスリー・サダハル・アオキ・パリのオーナーシェフ青木定治氏と結婚(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

barabara

15
思った以上に自己主張が強い女性なんだな。本人が書いているように、パリに来たからではなく元々。いつも場の中心にいて、みんなに親切に気を使ってもらえるような女性。きらきらしてさすがの美人だけど、またパリで生活するからにはパリ在住の日本人と結婚するんだろう。私はこの人はあんまり好きじゃない、と思った。2015/09/28

はこ

9
引き続き雨宮塔子さんのエッセイを。6年に渡るパリでの暮らしを綴っています。 仕事子育てファッショングルメ、クスッと笑えたりホロリとさせられたり、すごく面白かったです。2014/02/02

shizuca

7
ラストの「雨は必ず止むときがくる」をよんで納得、文体がどうもしっとりしていると感じたのは雨だったからなのかー。あくまで私のイメージで直感的なものなのですが、明るいとはいえない文章なので。パリで子どもを育てて仕事をして、という生活を丁寧にかいています。あと五年くらいしてもう一度よみたいかな。2015/05/18

そうちんママ

5
雨宮さんがアナウンサー時代からずっと好きです!でも本は…2012/06/25

Ponyo

3
TBSのアナウンサーだった雨宮塔子さんのパリでの生活と想いが綴られたエッセイ集。あまりテレビを見ないので女子アナにも詳しくないけれど、雨宮塔子は知っていたし、とても好感を抱いていた。その好感度がさらにアップする。同性としても母親としても、いろいろな意味で女らしくて魅力的。ただ綺麗なだけじゃなく、自立しているしなやかさみたいなものが伝わってきて、少しは真似したいと思った。ついでに、パリも好きになった。過去に訪れたときは、いつもそこまで好きにはならなかったから。2013/05/26

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