出版社内容情報
日本の職人型クルマ作りはなぜ成功したのか
40年前に誕生した水平対向エンジンのスバル1000の開発に関わったOB社員へのインタビューを皮切りに、社長以下、現役デザイナー、マーケティング担当者など16名のスバル社員に聞いた、「日本の職人型クルマ作り、成功の秘訣」。世界シェア1%に満たない自動車メーカー「スバル」は、なぜ、この過酷な業界で生き残ることができ、スバリストという熱烈なファンたちを生み得たのか…。 スバル型職人魂のDNAが受け継がれた40年の軌跡を、彼らの証言で読み解きながら、「国産車40年の歴史」を学び、「日本のモノ作り」の未来を占う好著。クルマ好きだけでなく、ブランディングやマーケティング論の好・参考書でもある。
スバリストと呼ばれる根強いファンの心を掴むモノ作り集団
目次
第1章 空を飛びたかったエンジン(技術ありきではなく、まず理想があった;逆風の中で磨かれた水平対向への情熱 ほか)
第2章 4駆からAWDへ(FFが促した乗用AWDという未知の領域;第2世代を迎えたAWDの先進性 ほか)
第3章 アメリカで味わった天国と地獄(第2の故郷アメリカで味わった天国と地獄;アメリカで培われたクルマづくりの思想 ほか)
第4章 輝き続ける孤高の六連星(ユーザーとの信頼を貫いた百瀬イズム;機能を表現するデザインはプレミアムへ ほか)
最終章 日本車が歩んだ40年史と、これからの「技術立車論」
著者等紹介
清水和夫[シミズカズオ]
1954年、東京生まれ。1972年のラリーデビュー以来レーシングドライバーとして国内外の耐久レースで活躍。ジャーナリストとしても、ドライビングを科学的に分析したシャープな論評で人気。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
柴田充[シバタミツル]
1962年、東京生まれ。フリーのエディター&ライター。クルマ、オートバイ、自転車、腕時計、ファッション、デザイン、アートなどのジャンルで、男性ライフスタイル誌を中心に連載、執筆を続ける
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感想・レビュー
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takaC
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501
Humbaba
U-G.Kintoki
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- 和書
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