- ホーム
- > 和書
- > 教育
- > 特別支援教育
- > 知的障害・発達障害等
出版社内容情報
小学校生活に必要なのは「器用な体」です
体が不器用だと、成績も伸びません!
昇降口で靴を脱ぎ履きしたり、荷物を持って歩いたり、20分間で給食を食べなくてはならなかったりと、小学校生活は、家庭生活とは違う動作の連続です。
学習面でも、黒板を見ながらノートに文字を書いたり、道具を使って数をかぞえたりなど、まず必要とされるのは、動作です。
本書では、小学校の、教科学習も含む12のシーンで、求められる動作と子どもの課題を発見、解決する遊びを提案します。
本文の例
生活シーン:着替え
求められる動作:狭いスペースで、限られた時間に立ったまま着替える
チェックリスト:
□立って着替えられない
□長袖を着られない
□ボタンを上手にかけられない
□ズボンを上手にはけない
□(シャツの)背部がはみ出る
解決:「着替え」の「できる」を増やす遊び
よりかかりの術/おしりで歩こう/はらまき遊び/釣ってみよう/ボタンがけ絵本/何本通せるかな?/ファスナーオープン/バンドを引っぱろう
笹田 哲[ササダ サトシ]
監修
内容説明
家庭のお子さんの様子をよく見てみましょう。「いまのからだの使い方のままでは、小学校で困る(困っている)かもしれない」と思うことが見つかるかもしれません。本書は、お子さんがいきいきと学校生活に参加できるように、サポートする内容を盛りこみました。授業や学校生活のいろいろな場面で必要となる基本の動きを解説し、からだや指先の動きを高める遊びを紹介しています。
目次
生活場面の子どもの様子で選ぶ 「できる」を増やすからだ遊び(着替え 狭いスペースで、限られた時間に、立ったまま着替える;靴履き ランドセルを背負いながらしゃがみ立ったまま靴を脱ぎ履きする;持つ 学校では、手ぶらでの移動は少なくものを持って移動することが多い;給食(食べる) 姿勢をくずさず、こぼさずに、20分間で食べる
座る 学校では、椅子に座る時間が長い。正しく座れないと学習に影響する
立つ(バランス)決められた時間、決められた間隔でじっと立つシーンがたくさんある
書く じっと座り、黒板や教科書を見ながら紙を押さえて鉛筆を持って書く)
学習場面の子どもの様子で選ぶ 「できる」を増やすからだ遊び(国語 黒板を見つつ、縦書きマス目の中に、時間内にきれいに文字を書く;算数 きちんと置く・並べる・速く塗るができないと算数嫌いな子になる;体育 速く走るためには、脚力だけでなく体幹の固定力と腕の振りが必要;図画工作 授業の進行に合わせて、さまざまな道具を器用に使いこなす;音楽 指の操作だけでなく、口の動きやリズム感なども求められる)
著者等紹介
笹田哲[ササダサトシ]
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授。作業療法士。明治学院大学大学院文学研究科心理学専攻修了、広島大学大学院医学系研究科修了。NHK特別支援教育番組『ストレッチマンV』番組企画委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つんどく
prinyuma