文楽へようこそ

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784093108249
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C0074

出版社内容情報

勘十郎&玉女の「文楽」案内本

文楽は、太夫、三味線、人形遣いが三位一体となって創られる舞台です。伝統芸能だから難しいと敬遠することはありません、とくに、まるで命が宿ったかのような人形の表現力には初心者でも自然と引き込まれていくことでしょう。
これは、その人形を遣う、桐竹勘十郎さんと吉田玉女さんという、良きライバルであり友人でもある人気のお二人が案内する今までにない文楽本です。
そのほか、太夫の豊竹呂勢大夫さん、三味線の鶴澤燕三さんといういまもっとも注目される技芸員のインタビューや、鶴澤清志郎さん(三味線)、吉田一輔さん(人形遣い)が案内する文楽ゆかりの土地案内、豊竹咲寿大夫さん(太夫)作の舞台裏コミックまで、まさに文楽初心者から文楽ファンも納得する、贅沢な内容。
また、文楽に関するニュースとして、玉女さんが2015年に二代目吉田玉男を襲名することが発表され、人間国宝で最長老の竹本住大夫さんが2014年春に引退することが話題となっています。これを機会に何かと注目されている文楽の世界をのぞいてみませんか。


【編集担当からのおすすめ情報】
人気を二分する勘十郎さんと玉女さんの出会いはなんと中学生時代。もう40年以上のつきあいになります。収録されたふたりの対談は、ライバルでもあり友人でもあるふたりの特別な?関係や厳しい修業時代を知ることができる貴重なものです。

内容説明

「文楽」に懸ける男たち。勘十郎&玉女が贈る文楽案内本。

目次

対談 勘十郎×玉女
劇場案内
勘十郎・玉女が解説する私が好きな演目ベスト10
首いろいろ
三味線鶴澤清志郎さん、人形遣い・吉田一輔さんが案内する文楽ゆかりの地
インタビュー 太夫 三味線に聞く「芸の道」豊竹呂勢大夫さん、鶴澤燕三さん
大阪黒門市場歩き
特別付録 豊竹咲寿大夫さん作コミック おさんぽ

著者等紹介

桐竹勘十郎[キリタケカンジュウロウ]
昭和28年3月1日、大阪府大阪市生まれ。父は人間国宝の人形遺い、二世桐竹勘十郎。昭和42年に文楽協会人形部研究生となり、三世吉田簑助(人間国宝)に入門、吉田簑太郎を名乗る。名女方の師匠のもとで足遣い、左遣いの修業を積んだ。女方、父譲りの立役いずれも遣いこなす貴重な存在。平成15年に、三世桐竹勘十郎を襲名。能勢浄るりシアターで演出・振付・指導に携わるほか、子供や新しいファン開拓のための新作浄瑠璃の創作にも積極的に取り組んでいる

吉田玉女[ヨシダタマメ]
昭和28年10月6日。大阪府八尾市生まれ。昭和43年に文楽協会人形部研究生となり、吉田玉男(人間国宝)に入門、吉田玉女と名乗る。翌年『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」の菅秀才で初舞台(大阪・朝日座)。平成4年、大阪府民劇場賞奨励賞、平成5年、関西芸術大賞ゴールデン賞、平成24年伝統文化ポーラ賞優秀賞、平成25年国立劇場文楽賞文楽大賞。平成27年4月、5月に二代目吉田玉男を襲名する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

88
文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんと吉田玉女さんによる文楽の入門書。 お二人が、文楽について (特に人形遣いについて) 対談形式で紹介してくれる入門書です。わかりやすい言葉での対談やインタビュー、また写真も多く載っているので、初心者には文楽の人形遣いについての良い入門書です。 ただ、文楽がまったく初めての人には、文楽の基礎の超入門みたいな章が欲しいところです。2019/06/03

Shoji

32
文楽入門の一冊。 初歩的なことが書かれています。 少しモノ足りなさも。 ところで、文楽の演目として有名な「曾根崎心中」。 大阪の露天神社が物語の舞台ですが、今は、恋人の聖地です。 物語は、不倫の果て、さらに詐欺に遭いドン底、どうしようもないドロ沼心中劇。 私見ですが、近松門左衛門は幸せと不幸せを哀切を持って書いたのではなく、大衆心理を下衆に煽って書いたのだと思う。 どうも、近松や西鶴は刷本を売るのが目的だったように思えてならない。 なのに、不倫の聖地いや、恋人の聖地か。 あぁ、なんて俺は嫌な奴なんだ、、、2016/04/10

みち

28
桐竹勘十郎さんと吉田玉女さん。私の大好きな文楽の人形遣いのお二人の共同著書。今は第一線で活躍しているこのお二人の、文楽愛があふれた本。読んでいてうれしくなった。いやあ、文楽は奥が深いなあと改めて感じた。この本を読んだ後は、もっと文楽が楽しめそうなので、これからも文楽劇場に観劇に行きたいと思った。2014/06/14

のんすけ

23
文楽の魅力が人形遣いのお二人の視点で紹介されてます。人形の動きのポイントや修行の様子なども書かれていて、この本を片手に劇場に行きたい。人形の動きを見るポイントがよくわかります。今回図書館本ですが、買って手元に置きたいです。2015/01/05

ベルるるる

22
1年違いの入門で、お互いに同じ年月を修行と勉強に精進してきたお二人だから、そしてそれが対談だから、遠慮のない本当の話で、とっても楽しい。2017/05/07

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