出版社内容情報
世界一の庭園都市であった江戸。咲き誇っていた江戸の園芸文化と園芸技術を平成の日本に取り戻そう。「植物を育てる楽しみを文化にかえる法」を業界随一の博学が江戸の園芸書を紹介しながら語ります。
日本の歴史上で、園芸がいちばん栄えたのは、なんといっても江戸時代中期から幕末です。平成のガーデニング・ブームなど問題にもならないくらいの隆盛を極め、江戸は、世界一の庭園都市で、園芸文化の花が咲き誇っていたのです。その園芸文化の繁栄ぶりを今に伝えてくれるのが、江戸の園芸図書。驚くほど精巧な図鑑や技術書が、次々に刊行され、上は将軍、大名から下は庶民に至るまで、それぞれに植物を育てて楽しんでいたのです。 園芸を、究極の趣味にしていた、江戸の園芸人たちが残した足跡をたどり、世界一だった園芸技術と、至高の園芸文化を、平成の日本に取り戻そう。皮相なガーデニング・ブームを乗り越え、文化としての園芸とは何かを考えてみよう。 園芸のプロ、そして花の流通の第一人者、園芸古書のコレクターであり、研究家である著者が、博学と蘊蓄を傾けて、「植物を育てる楽しみを文化に変える法」を語る、異色の園芸書です。
内容説明
現代人の究極の快楽、それは園芸です。日本はかつて世界に冠たる園芸大国だった。いま、江戸の園芸をもう一度、見直してみると、ものまねではない、本物の楽しみが見えてくる。温故知新のガーデンライフ。園芸という遊びを見つけたい。
目次
序章 江戸に咲いた花文化
第1章 江戸の花模様
第2章 江戸の園芸人
第3章 「雅」と「粋」の園芸
第4章 時は巡る―平成のガーデニング
終章 花と生きる
感想・レビュー
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tomi
へへろ~本舗
アズサ
gururi
むつこ