プロが教える園芸秘伝<br> 江戸の園芸・平成のガーデニング―プロが教える園芸秘伝

プロが教える園芸秘伝
江戸の園芸・平成のガーデニング―プロが教える園芸秘伝

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093053013
  • NDC分類 627
  • Cコード C2376

出版社内容情報

世界一の庭園都市であった江戸。咲き誇っていた江戸の園芸文化と園芸技術を平成の日本に取り戻そう。「植物を育てる楽しみを文化にかえる法」を業界随一の博学が江戸の園芸書を紹介しながら語ります。

日本の歴史上で、園芸がいちばん栄えたのは、なんといっても江戸時代中期から幕末です。平成のガーデニング・ブームなど問題にもならないくらいの隆盛を極め、江戸は、世界一の庭園都市で、園芸文化の花が咲き誇っていたのです。その園芸文化の繁栄ぶりを今に伝えてくれるのが、江戸の園芸図書。驚くほど精巧な図鑑や技術書が、次々に刊行され、上は将軍、大名から下は庶民に至るまで、それぞれに植物を育てて楽しんでいたのです。 園芸を、究極の趣味にしていた、江戸の園芸人たちが残した足跡をたどり、世界一だった園芸技術と、至高の園芸文化を、平成の日本に取り戻そう。皮相なガーデニング・ブームを乗り越え、文化としての園芸とは何かを考えてみよう。 園芸のプロ、そして花の流通の第一人者、園芸古書のコレクターであり、研究家である著者が、博学と蘊蓄を傾けて、「植物を育てる楽しみを文化に変える法」を語る、異色の園芸書です。

内容説明

現代人の究極の快楽、それは園芸です。日本はかつて世界に冠たる園芸大国だった。いま、江戸の園芸をもう一度、見直してみると、ものまねではない、本物の楽しみが見えてくる。温故知新のガーデンライフ。園芸という遊びを見つけたい。

目次

序章 江戸に咲いた花文化
第1章 江戸の花模様
第2章 江戸の園芸人
第3章 「雅」と「粋」の園芸
第4章 時は巡る―平成のガーデニング
終章 花と生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomi

17
家康からして花好きだったという江戸の町は園芸文化も発展していた。椿を600種以上集め、図譜も出版した二代将軍秀忠、膨大な植物コレクターで多くの書物を著した松平定信、一鉢百両千両で取引された江戸後期の唐橘バブル、等々興味深い話が満載。江戸時代から温室を使った促成栽培が行われていたとは驚き。2013/02/18

へへろ~本舗

10
花を飾るという文化の初めとして神へ捧げる「供花」そして池坊の話が出てきた。図譜が沢山掲載されていたが、白黒印刷だった。カラーで見たかった。2018/03/31

アズサ

7
知らないことだらけ。こんなに大きく歴史や時代に関係していることも恥ずかしながら知らなかった。私の中で江戸園芸熱が盛り上がっている。もっと勉強したい。園芸は平和の証!2019/05/24

gururi

4
植物と歴史は切っても切れない。特に日本(江戸)は園芸の国。将軍が花を愛でれば、武士も愛でる。愛好家の層も熱くて、変化朝顔なんて朝顔師なんていう専門家がいたくらい。世間で流行れば庶民も盛り上がるの相乗効果で、何だか羨ましいくらい、本当に素晴らしい時代。江戸園芸に興味ある方にぜひ読んで欲しい作家さんは、朝井まかてさん、梶よう子さんなど私もおすすめです!2023/02/09

むつこ

4
家庭菜園を始めて、いよいよ花にまで興味をもち、このような本を手に取るほどハマってしまう植物の魅力。「園芸秘伝」とあるように、知りたかった情報がてんこもり。作者の愛を感じる文章、江戸時代から大きく発展した園芸、現代ではバイオ技術と呼ばれています。今年はあさがおの種、まいてみようかな。2013/02/27

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