出版社内容情報
絵を描く少年と絵を見る少女の自分発見物語
長い闘病生活の末、学年が遅れてしまった少女と、子どものころよく一緒に遊んだ少年が再会。少年は、学校では、友達の似顔絵を、家では部屋にこもり絵ばかり描いていた。その絵を少女が酷評することで交流がはじまる。絵を描くことが好きな少年ヒッキーと絵を見ることが好きな少女ミーミ。全く違う二人だけれど、お互いがぶつかることで自分が見えてくる。そして、お互いを思いやることで生きる勇気を持てるさわやかな青春物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
文学者協会の新人賞、椋鳩十賞を受賞した期待の新人の長編第2作目。受賞作品では、主人公の繊細な心の内をこまやかに表現し、感動的な児童文学と注目されました。今回の作品も、明日への勇気を与えてくれるさわやかな物語となっています。全く違う二人は、お互いを見つめることで自分の生き方を考えるようになります。自分の好きなことに熱中している中から、何かを見つけていく、そんな少年少女を描いた物語です。中学生にぜひ読んでいただきたい一冊です。
にしがき ようこ[ニシガキ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
ミューズ。―ありったけの技術と想像力をこめてかきたくなる、画家にとってたった一人の女性。気になったものはなんでも絵にしてみる。それがおれの習性だ。心の中でぶつぶつとつぶやきながら絵をかく。本当は、なにがかきたいんだろう…。おれにとってのミューズは、誰だろう?
著者等紹介
にしがきようこ[ニシガキヨウコ]
名古屋市生まれ。玉川大学農学部農芸化学科卒。2000年『原人の足跡』で毎日児童小説コンクール優秀賞受賞。『ピアチェーレ 風の歌声』(小峰書店)で第8回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞、第21回椋鳩十児童文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のこ
鳩羽
かなかな
カロリーナ
読書国の仮住まい