月あかりのおはなし集

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784092905009
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

ネズミにつかまって働かされるマルハナバチ、いたずらものの影法師、子豚を売りに行ったデッコン少年、鳥かごにとじこめられた妖精、びっくり箱じいさん……。なんとなんと素敵なお話なのでしょうか。このお話集の6話は、今から60年も前にイギリスの作家のアリソン・アトリーという女性が書いたものです。イギリスの子どもたちがぼろぼろになるまで読んでいた本が、初めて日本で訳されたのが、この『月あかりのおはなし集』なのです。こだまともこさんの優しい翻訳に、海外で活躍しているいたやさとし氏のイラストがたっぷりついています。アトリーは、本当にファンタジーの紡ぎ手ですね。

アリソン・アトリー[アリソンアトリー]
著・文・その他

こだま ともこ[コダマ トモコ]
著・文・その他

いたや さとし[イタヤ サトシ]
イラスト

内容説明

おじいさんやおばあさんが子どもだったころ、ようせいやばけものは、わたしたちのすぐ近くにいたんですよ。「うそ!」ですって?だったらこのおはなし、よんでごらんなさい。ゾクッ!とふしぎなアトリーの魔法の世界がいまよみがえる、名作6編。

著者等紹介

アトリー,アリソン[アトリー,アリソン][Uttley,Alison]
1884‐1976。イギリスの作家。ダービシャーの農家に生まれ、マンチェスター大学とケンブリッジ大学で物理学を学んだ後、理科の教師になる。1920年代に雑誌に執筆をはじめ、1929年に「リトル・グレイ・ラビット」シリーズを出版。91歳で亡くなるまで、90冊もの子どもの本を書いた

こだまともこ[コダマトモコ]
東京生まれ。早稲田大学卒業。文化出版局勤務の後、児童文学の創作と翻訳をはじめる

いたやさとし[イタヤサトシ]
埼玉県在住。1999年・2002年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のこ

16
イギリスのファンタジー作家、アリソン・アトリーの名作短編6篇。全体的にうっすらとブラックさ漂ってました。「ディッコンのおはなし」が一番平和だった…かな?ページ下部にある挿し絵が可愛いです。■妖精やばけものが普通に、当たり前に登場していて、『ハリーポッター』の片鱗を見た気がしました。■続編もあるんですね!知らなかった!2014/09/24

花林糖

13
少しブラックが含まれたファンタジー集。「トム・ミラーのかげぼうし」が一番良かった。他「ディッコンのおはなし」「鳥かごのなかのようせい」は結末がどうなるのか心配しました。挿絵の雰囲気は好みで良かった。妖精の涙で出来た真珠を見てみたい。2019/12/24

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

7
27年度3年生教科書掲載(参考) 『 マルハナバチさんとネズミのおかみさん / トム・ミラーとかげぼうし / ディッコンのおはなし / ラッキー・バッグ / 鳥かごのなかのようせい / びっくりばこ 』2015/06/19

はなびや

5
一話目の「マルハナバチ」はネズミがひどい。展開が「おやゆびひめ」風。「かげぼうし」の話は、かげをなくした男の児童版のような話。結末はほっとする。イギリスでは妖精にばかされるということがあったのかな。2021/03/13

mayuri(Toli)

3
アトリー素晴らしいな。こんなに沢山の素敵なお話を書けることがまず素晴らしい。作品からもその人柄が窺える。こういったお話たちは、彼女が1つ1つ魔法をかけたんだろうって思える素敵な物ばかりです。びっくりばこが特によかったです。2021/01/28

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