ストラヴァガンザ―仮面の都

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  • サイズ A5判/ページ数 501p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784092903715
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

時空をこえて旅をする少年ルシアンのパラレルワールド・ファンタジー

現実の世界、21世紀のロンドンでは、病床にある主人公ルシアンは、ふとしたことでストラヴァガント(時空をこえる旅のこと)の術を身につける。そして、16世紀のヴェネチアにそっくりの架空都市ベレッツァへと行き来するようになる。ベレッツァを治める元首ドゥチェッサは、才気あふれ、都の象徴として、人々の信頼を一身に集めていた。このドゥチェッサをめぐる陰謀の中、ルシアンはドゥチェッサを助け、大活躍する。 物語のもうひとつの魅力、ベレッツァという都は、ヴェネチアとは違うが、それぞれの歴史、風習、風景は微妙に重なり合い、どれが実像か、どれが幻影なのか…不思議な世界が現出する。壮大なパラレルワールドを描いた“歴史ファンタジー”だ。

メアリ・ホフマン[メアリホフマン]
著・文・その他

乾 侑美子[イヌイ ユミコ]
著・文・その他

内容説明

ストラヴァガンザとは、時空をこえて、一つの世界からべつの世界へと旅することをいう。その旅人が、ストラヴァガンテだ。21世紀のロンドンの少年ルシアンは、ふとしたことで、時空をこえる術を身につけた。ストラヴァガンテとなったルシアンは、異次元の世界、16世紀のベレッツァへと旅立つ。大魔法使い、女公主、スパイ、マンドリエーレ…。ベレッツァで出会うふしぎな人たちとパラレルワールドの大冒険がはじまる。

著者等紹介

ホフマン,メアリ[ホフマン,メアリ][Hoffman,Mary]
1945年、イギリス、ハンプシャー州生まれ。ケンブリッジ大学で英文学を学び、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで言語学の学位をとる。児童文学を中心とする作品が80点あまり出版されている。現在は夫とともにオックスフォードに住み、三人の娘がある

乾侑美子[イヌイユミコ]
1941年、東京生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。家庭文庫を手伝った後、子どもの本の翻訳を始める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kasim

26
現代イギリスの少年が異世界に移動、というと典型的YAファンタジーのようだけど、移動先は近世ヴェネツィアの平行世界ベレッツァ。二つの世界にまたがり誠実な少年とはねっ返りの少女が主人公で、でも陰のある大人世代もよく書きこまれている。となると『ライラの冒険』を思い出すがあれほど哲学的でない。水の都ベレッツァの描写は存在感がある一方、どこか観光地ぽい。それでも登場人物とアクションの魅力で読ませるし、少年が現代では重病という『アバター』な設定が終盤効いてくる。映像化に向くだろうな。うん、観たい。2018/07/31

kiisuke

17
児童書コーナーにて。娘のオススメ本。21世紀のロンドンの少年が16世紀のイタリアへ時空を越えて行き来するお話。16世紀イタリアの都の街並みや女公主ドゥチェッサの衣装などの描写も素敵で好みの雰囲気でした。安心して読める一冊。最後はワクワク。ちょっぴりロマンス?もあり、楽しい読書ができました。続編も読んでみたい♪2015/02/05

いえっさ

16
中学生のときに読んで以来、もう一度読みたいと思っていました。眠っているときだけイタリアに似た世界へ行けるという不思議なファンタジー。とにかく引き込まれる物語で、大人になった今、もう一度読みたいです。2015/07/17

さゆ

5
これも、ずっと読まなくっちゃ、と思っていた一冊。原作もよいのだと思うけれど、私はこの訳者が好きです。同じものを他の人が訳したら、こういう本にはならなかったと思う。さて、続編も読まなくっちゃ!2010/02/26

美馬

3
面白かった。 ルシアンのパパとママのことを思うととても切ない。自分の子を失うのは想像しただけでとても苦痛。だからパパとママとまた話せるようになって、深くなぐさめられたの部分は何度も読んでしまいました。2015/07/26

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