出版社内容情報
世界的な人気作家となったダレン・シャン氏の新シリーズも、第4巻を迎え、今まで謎だったことが一つ一つ解明されていきます。4巻の舞台は、なんと千六百年も昔のアイルランド。そう、著者ダレン氏のふる里であり、ご両親が住んでいる国なのです。ケルト人という人たちが作ってきた国で、不思議な伝説や神話がまだ生きているのです。こういう風土で育ってきた著者ならではのストーリーが、この4巻で展開され、スリルとサスペンスにあふれたファンタジー世界が広がっていきます。悪魔や魔将ロード・ロスと戦っていく主人公の少女ベック。シリーズの3人の主人公のうちの1人は、自分のルーツを探す旅に出かけるのですが……。読みごたえ充分のファンタジー児童文学です。
ダレン・シャン[ダレンシャン]
著・文・その他
橋本 恵[ハシモト メグミ]
翻訳
田口 智子[タグチ トモコ]
イラスト
内容説明
人狼病、デモナータの世界のルーツが見える。シリーズ第4幕。
著者等紹介
シャン,ダレン[シャン,ダレン][Shan,Darren]
1972年、ロンドン生まれ
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京都生まれ。東京大学教養学部卒。大人向けのノンフィクションを中心に翻訳してきたが「子育てに奮闘中の現役ママ」として児童書・ヤングアダルト分野に転向
田口智子[タグチトモコ]
東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻衣
25
絶望に始まり絶望に終わる。児童書にあるまじきエグさ全開のバッドエンドに胸熱な展開でした(こら!)だって読み終わったときおもわず変な声でたもん。2017/03/03
Keystone
12
先に読んだ娘が「とにかくエグいよ」と言ってたけど、想像以上のエグさ。児童書としてどうよ!絶望的な展開に絶望的な結末。この後にどうつながるのか。色々と気になる伏線を残して次巻へ。2016/04/07
つっきー
8
★★★+ 4幕目は少女ベックが主人公のお話。悲鳴で始まり、悲鳴に終わってしまう哀しい運命に翻弄され続けたベックがとにかく痛々しかった。ダレン氏の描く主人公は弱い部分も持っているけれど、最後には必ず前向きに勇気ある行動ができる、そんなところに好感が持て、応援したくなってしまう。所々で他の主人公へと繋がる部分が登場し、いろいろと想像は膨らむばかり。たぶん、ベックのお話はこれで終わりだろうから…残りの2人の主人公が今後どうなっていくのか楽しみ♪2011/04/13
てぃもん
7
虚しい…本当に虚しい。こんなに虚しい物語は久しぶりでした。ブランはいったい何者なのか、次の巻にこの話がどう繋がっていくのか気になります。まさかグレイディ家の呪いの原因とロード・ロスがチェスを知るきっかけを語るためだけの巻だとは思いたくない…。次の巻の展開に期待!2016/11/13
あつぼう
7
現代よりも1600年もさかのぼった5世紀のアイルランドを舞台にした本作。主人公は魔術を使う少女ベック。このベックがデモナータシリーズに登場する3人の主人公の最後の1人って事なんでしょうね。これで3人が揃ったけど3人が交わる事ってあるのかな。当然のようにロード・ロスも登場し、なぜチェスに興味を持つようになったのかが分かるエピソードもあります。相変わらず残酷な展開やけどラストはおもわず涙が流れてしまうような展開でした。ますます広がりをみせるデモナータの世界やけど全く先が読めないのもこのシリーズの面白いところ。2009/09/29
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