白をつなぐ

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092897434
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

坪田譲治文学賞作家が描く感動の駅伝物語

毎年一月、広島で開催される都道府県対抗男子駅伝を舞台に描く、感動の駅伝物語。
故郷を代表し、周囲の応援と期待を背負い、中学生、高校生、大学生・社会人と、世代の違う福岡県チームの七人が、たすきをつないで走る。
選手それぞれが、悩み、葛藤しながらも走り続ける理由とは?
そして、最後に待っていたドラマとは?




【編集担当からのおすすめ情報】
『伝説のエンドーくん』では、中学生の教師たちを主人公にした新たな視点でYA小説を描き、話題を呼んだまはら三桃氏。
今回選んだテーマは、“全国都道府県対抗男子駅伝”。
世代の違う選手たちがひとつのチームとして、故郷のたすきをつないで戦います。
ランナーひとりひとりのドラマが、たすきのように、次々とつながれて、最後の意外な結末へ……。
読めばますます駅伝を愛したくなる、そんな新しい駅伝物語の誕生です!

内容説明

一月、広島で開催される都道府県対抗男子駅伝。福岡を代表して出場する中学生から社会人までの世代の違う選手たちが、それぞれの思いを胸に、たすきをつないで走る姿を描く―。

著者等紹介

まはら三桃[マハラミト]
1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で2011年度坪田譲治文学賞、第4回JBBY賞を受賞。鹿児島児童文学者の会「あしべ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

120
スポーツは下馬評が高くともゴールをゲームセットをノーサイド迎えるまで分からない。襷を繋ぐ駅伝、その区間を走るのは一人っきり!体調・気温・駆け引き・・なにがあってもおかしくはない。いや、かえって『何か』あった方が記憶には残る(それを期待して観ている訳ではないのだが)今年も箱根駅伝が青学の圧勝で幕を閉じた。次は全国都道府県対抗駅伝だ。駅伝好きとしてはこちらも堪らない。そこでこの本。一気に読了した。集められた選手だけでなく、監督や指導者の本音も垣間見た気になる。駅伝は人生の縮図のように思う。面白かった。2016/01/04

mocha

105
都道府県対抗駅伝を走る福岡県代表選手たち。中学生から社会人まで、各区間を走るそれぞれの思いを襷とともに手渡していく物語。選手も指導陣も、ひとりひとりの個性が巧く描かれていて、その心情に無理なく寄り添うことができる。「白」に込められた意味も深い。息子が陸上部だったので「博多の森競技場」など馴染み深い所が出てくるのが嬉しかった。YAファンとして、地元民として、まはらさんの作品にますます期待します。2016/06/20

みかん🍊

97
伝説のエンドーくんのまはら三桃さんの作品、都道県対抗駅伝を走る選手たちと監督コーチのそれぞれの目線で描かれていく、各自個性的で抱える状況や思いがある、そんな1人1人の想いとレース展開に目が離せない、白をつなぐ、単に襷をつなぐだけでなく過去現在ずっと人間は繋がって襷を手渡されて今の自分がある、計算や蟠りをすて真っ白な気持ちで走ろう。2016/02/05

ユザキ部長

97
舞台は広島。全国都道府県対抗男子駅伝。読んで初めて知った。中学生、高校生、大学生や社会人といった混成チーム。ふるさと制度もあると。なかなか難しいと思った。テーマは「白」で各個人様々な色を染めて行くのだろうが、チームとしては「故郷に錦」ぐらいなもので大義は薄い気がする。白い手紙も必要だったのか?2016/01/13

takaC

95
合宿から前夜(1〜4章)はあまり乗れなかったが、レース当日以降(5章以降)はなかなか面白かった。2016/03/20

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