ポラン先生ときけんなマジックショー

北川 佳奈【作・絵】

小学館（2023/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 21cm
• 商品コード 9784092893276
• NDC分類 K913
• Cコード C8093

出版社内容情報

タヌキとカモの迷コンビ、旅に出る！

北国の森の奥にひっそりとくらすタヌキの小説家ポランは、人づきあいが苦手。そんなポランの家に、ある日カモのマジシャン、ドリが転がり込んだ。フライドポテトを食べ過ぎて飛べなくなり、南に帰りそびれたらしい。
まじめなポランと自分勝手なドリは気が合わず、ケンカばかり。しかし無一文のドリのうまい口車に乗ってしまったのか、列車で一緒に南に向かうことに。
道中では幾多の困難や危険な場面に巡り会うが、さてどのように乗り越えていくのか。そして二人は、お互いをわかり合えるのか。

【編集担当からのおすすめ情報】
第28回小川未明文学賞大賞受賞作家の第3作。作・絵をひとりで手掛けます。
正反対な性格のポランとドリの珍道中。気の合わなかった二人が旅の最中に一緒に困難を乗り越えていくうちに、お互いを思い、自分の気持ちも段々と変わっていきます。コロナ禍で家の中にいることが多かった子どもたちに、ぜひとも読んでほしい。外の世界に出ていくことの面白さ、大切さを感じてもらえるのではないでしょうか？

内容説明

北国にすむ、人づき合いが苦手な小説家のタヌキポランと、南国に帰りそびれた、自分勝手な渡り鳥のマジシャンドリが、南に向かう列車の旅で起こす大騒動。いったいどんな旅になるのかな？

著者等紹介

北川佳奈［キタガワカナ］
作家、イラストレーター。第２８回小川未明文学賞大賞受賞作『ぼくに色をくれた真っ黒な絵描き　シャ・キ・ペシュ理容店のジョアン』（しまざきジョゼ絵／Ｇａｋｋｅｎ）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[白雪ちょこ]

絵本タッチの素朴なイラストと共に、内容はマジックだけではなく、人と人とのつながり方や、コミュニケーション。 友情などがテーマになっていて、とても面白かった。 様々な動物たちが出てきて、ポラン先生のちょっとひねくれた性格や、ドリの図々しいところなど、最初はイラついていたが、徐々に 2人が仲良くなっていく様は良かった。 最後のところでは、ちょっとグッときた。 最後まで素直になれないドリが可愛く、表紙に沿ってあるイラストも面白い。

2024/07/08