出版社内容情報
マンションの一室に住むだけで、月給がもらえる。ただし、『隣人と必ず仲良く』しなければならない。
タカヒロは、そんな奇妙な仕事を相変わらず続けていた。
明らかに人間ではない『隣人』は、今日も気味の悪い怪談をしごく楽しそうに語る。
すぐそこに迫る危機をのらりくらりとかわしながら、『隣人』をはじめとするマンションの住人(?)たちと交流を続けるタカヒロ。
しかし以前勤めていた会社の同僚が現れ、この仕事を代わってほしいと言い出して――。
話題沸騰の日常侵食ホラー、新展開の第二弾。
【目次】
目次
『お祭り』
『お花見』
『ブランコ』
万引き
『アナウンス』
『落とし物』
『お前』
提案
『顔』
母の日
『おすすめ』
怪談
『かなへび』
『訪問者』
『鍵』
九〇二号室 1
九〇二号室 2
九〇二号室 3
『妹の友達』
グミ
『言い間違い』
煙草
鍵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読んでみ太郎
2
kindleで購入。面白いのですぐ読み終わった。表紙を見てわかるように、ベランダにじっと座り続ける少年が新たに加わる。そして主人公の高良くんの後に、部屋を引き継ぐ男が登場!しばらく部屋から出て来ていないと聞き、高良くんは様子を見に行く。一見元気そうだが、何やら様子がおかしい。お茶を出しますと言って、空っぽの湯飲みを差し出される。新たな怪物も登場!?2025/11/30
Marie A
2
ネットギャリーにて2025/10/27
海星梨
1
一巻を図書館で読んだのだから入るまで待とうかなとも思ったけど買ってしまった……。好き。今度は父親回かと思ったけどそこまで話は進まなかった。出てくる登場人物のなんかあるあるな厭さが解像度高いのに、不愉快にならない語り口なんだよな。それがすごくいい。買うからずっと続いてくれ。2025/12/02
まひろ
1
大好きな小説の2巻目が出ていて嬉しくて読んだ。 かわいらしくも得体の知れない化け物たち、それと同じくらい露悪的な現世が絶妙に描かれている。"オチの無い話"的な腑に落ちなさが続くのも、ホラー小説として余韻の残る余白の作り方な気がして好き。 急に怖い絵が出てきてびっくりしたりはした けど怖いよりかわいいとか親しみのほうが前に出てくるな2025/12/02




