小学館版学習まんが人物館 エリザベス女王―イギリスのはん栄をきずいた大女王

石井 美樹子【監修】/高瀬 直子【漫画】/菅谷 淳夫【シナリオ】

小学館（2004/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 23cm
• 商品コード 9784092700161
• NDC分類 K288
• Cコード C8323

出版社内容情報

イギリスの繁栄を築いた女王エリザベス一世

混乱する国内を統一し、強国スペインの無敵艦隊を打ち破り、４５年間にわたって「楽しきイギリス」と呼ばれる時代を作り上げ、現代のイギリスの基礎を築いたエリザベス一世の生涯を、分かりやすく紹介します。

内容説明

若い女の身でエリザベスが国を背負っていけるであろうかと、誰もが不安を覚えました。しかし、エリザベスはひるみませんでした。エリザベスの武器は二つありました。一つは、学問と語学の才能、もう一つは、王冠にたどりつくまでに経験した多くの試練です。苦労を教師として、イギリスを一流国に育てあげたエリザベス女王から、わたしたちは多くのことを学べます。

目次

第１章　王の娘に生まれて
第２章　英国との結婚
第３章　ふたりの女王
第４章　無てきかん隊を破れ
第５章　わが王冠の栄光
終章　変わることなく永遠に―
学習資料館

著者等紹介

石井美樹子［イシイミキコ］
神奈川大学外語学部教授

高瀬直子［タカセナオコ］
幼年雑誌を中心に活躍。実用まんがの著者も多い

菅谷淳夫［スガヤアツオ］
１９６５年生まれ。シナリオのほかに美術やロックの評論を執筆。雑誌『サライ』などで活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

図書館放出本。イギリスが単なる北のほうにある小国から、注目される国になるきっかけの一つがこの女性にあるのだ…と思うと、女子としてそのしたたかさと賢さにうなりたくなります。娘さんが嬉々として読みふけり、「おもしろ～い」。今後もいろいろな女性についての本に触れていってほしいなあ。

2020/11/05

[かおりん]

学習まんが。イギリスの繁栄を築いたエリザベス女王１世。王の娘に生まれながら母は処刑され、宗教改革や国の統治、王座の争いで不穏な中育つ。未婚だが側近が有能で、エリザベス自身の魅力と才能でイギリスを強くした。最高の女王であり続けるための努力、最期がすばらしい。一方日本は鉄砲伝来、ザビエル来日、桶狭間の戦いなどの時代。

2023/11/29

[りるふぃー]

ケイト・ブランシェットの映画『エリザベス』とナタリー・ポートマン＆スカーレット・ヨハンソンの『ブーリン家の姉妹』を観て原作も読んだことあったので、思い出しながら　このマンガを読み終えました。 マンガがとても好み。すごくわかりやすいし、カワイイし！歴史マンガって　マンガでも字が多すぎて読みにくいものがあります。でも　高瀬直子さんは、ほんとに上手い。高校の時に　これを読んでれば世界史の勉強に身が入ったかもしれないのに。エリザベス女王、潔くてかっこいい。女王の素質を持って生まれた方。

2019/12/01

[あじさい]

国民にあいされているエリザベス女王は、国民の色んなことを考えながら生きていたのが良かったなと思った。

2014/02/20

[エディン]

イギリスの繁栄の裏には、エリザベス女王の知恵と苦労の政治があったことがまんがで分かりやすく描かれていた。歴史マンガは「ベルばら」以来だが、コンパクトにまとめられていて、入門書にはマンガもいいなと思った。引き続き、新書でエリザベス女王の本を読んでみたいと思う。

2011/11/13