地球人ライブラリー
二宮尊徳翁の訓え

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092510449
  • NDC分類 157.2
  • Cコード C0395

出版社内容情報

富や権力に揺らぐことなく、大地に正対した、尊徳二宮金次郎。尊徳の身近に接した弟子・福住正兄が書き留めた師の言行録。虚ろな時代のサラリーマンの心を癒す名著の現代語訳。

 尊徳・二宮金次郎の生涯はまさしく「最後まで青春」だった。だから彼は、自分の考えに背くような相手に対しては、心から怒る、怒鳴る。そういう人間的な面があった。金次郎は決して、「おこないすました聖人」ではない。あくまで人間だった。そして、あの幕末動乱の時期に、政治には目もくれず、「土地に拠点をおいて、土から離れなかった」。こうして、自然の悪条件から農民生活を守る法を作り上げ、彼の生活体験から体得した人間完成の法を説いた。また、善悪を遠近とおなじ理で相対的なものと説いている。ここには、現代の誤った風潮に対する警鐘が??。

内容説明

本書は、尊徳が幕臣にとりたてられた晩年(60歳前後)の言行を、在塾の間に師に随従してたびたび出張し、尊徳の説話を個人的に聞く機会が他の同門者に比べて多かった福住正兄によって、明治6・7年から10年間のうちにまとめられた『二宮翁夜話』を底本として、続編については、二宮尊徳全集に拠った。取り上げられている項目のなかから現代人に興味深いと思われるものを選別し、読みやすく抄訳したものである。

目次

誠の道は自然に学ぶ
人道と天理自然の道は別
人道は中庸を尊ぶ
人道とは譲ること
人道は作為の道
人道とは己にうち克つこと
人道の罪人
真の大道はただ一つ
この身は仮のもの
『中庸』はやさしく『孟子』は難しい〔ほか〕

著者等紹介

野沢希史[ノザワマレフミ]
1941年中国・大連市生まれ。明治大学文学部卒業後、出版社に勤務。以後、35年、各種の近世文書(もんじょ)の編集・編纂に携わる

童門冬二[ドウモンフユジ]
本名・太田久行。昭和2年、東京生まれ。東京都庁に勤務、都立大学事務長、知事秘書、広報室長など歴任後、退職して作家活動に入る。歴史のなかから現代に通じるものを好んで書く。執筆活動のかたわら、講演活動も積極的に行っている。第43回芥川賞候補
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感想・レビュー

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らむだ

0
二宮尊徳の弟子であった福住正兄が書き留めた二宮尊徳の言行録の現代語訳です。年を経ても色褪せない二宮尊徳の言葉が心に響きます。2010/08/23

わーいわーい

0
二宮尊徳が語りかけてくれているようで親しみがわいた。彼の勤勉さ彼の生き様にハマってしまった。気持ちが引き締まっていい。贅沢は身を滅ぼすと説いているがその通りだと思う。また彼の訓言からは慎ましい生活が楽しくさえ思えるのが不思議。2018/07/19

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