地球人ライブラリー<br> 江戸近郊ウォーク

地球人ライブラリー
江戸近郊ウォーク

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092510418
  • NDC分類 291.3
  • Cコード C0325

出版社内容情報

今から約190年前の文化・文政から天保にかけて。すこぶる旅好きで健脚だった著者が杖を片手に、西は高幡不動から東は船橋・柏あたりまで、27年間のあいだに足の向くまま訪ね歩いた一日40キロの道くさ記録。

 文化四年(一八〇七)から天保五年(一八三四)の頃に、徳川清水家の大奥に勤めていた御広敷用人・村尾嘉陵は、江戸郊外の寺社や花を訪ねる日帰りの旅をなによりの楽しみとしていた。 春は桜、秋は紅葉、曲がり角の道祖神、稲穂こきをしている老女、川向こうの関所の跡、田圃の分かれ道……などなど、往年の江戸近郊のようすを、嘉陵は詳細にわたり書き記している。 西は高幡不動から、東は船橋・柏辺りまで、嘉陵足の向くまま訪ね歩いた。その距離、一日約四十キロ。乗り物などなかった時代の人は、たいそう健脚だったものだ。 もともと嘉陵の直筆本(国立国会図書館蔵)に題名はつけられてはおらず、いつの頃からかそれを『江戸近郊道しるべ』と呼ぶようになった。一九八五年には、2種類の写本とともに全文を新たに編集した『江戸近郊道しるべ』(朝倉治彦編注、東洋文庫)が平凡社より刊行された。本書はこれを底本とし、現代語に抄訳したものである。 東京の見慣れた光景の中に今なお多く残る「江戸」の風雅を求めて歩く、気ままな日帰り散歩にあなたも出かけませんか。解説は『江戸の想像力』、『江戸はネットワーク』などの著者、田中優子による。

内容説明

今から約190年前の文化・文政から天保にかけてすこぶる旅好きで健脚だった著者が杖を片手に西は高幡不動から東は船橋・柏あたりまで27年間のあいだに足の向くまま訪ね歩いた一日40キロの道くさ記録。

目次

西郊―新宿区・渋谷区北部・豊島区・中野区・杉並区・世田谷区北部・練馬区南部・市部
北郊―文京区・豊島区北部・台東区・荒川区・北区・板橋区・足立区・埼玉県川口市・戸田市・蕨市・浦和市・大宮市・上尾市・桶川市
東郊―台東区・荒川区・足立区・墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区・千葉県松戸市・市川市・流山市・浦安市・船橋市・柏市
南郊―港区・渋谷区・品川区・目黒区・世田谷区・大田区・神奈川県川崎市

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