内容説明
わたしの名前は内希子。名前の通り内気な12歳。ママは旅するパン職人で年がら年じゅう家にいない。ある日、不定期で営業するママのお店が閉店を迫られて、ママに代わってわたしが店を守ることになっちゃった。小学生だし、パンつくれないし、内気で店番できないし、どうすんの!?そんな時、目の前に自称“パンのまほう使い”っていうパンダが突然現れて、一緒にパンをつくることに。それも、ふわっふわのクリームパン!こうなったら、やるしかないよね。でも、閉店をもくろむ地主の女からは、嫌がらせをされて…。中学年から。
著者等紹介
くればやしよしえ[クレバヤシヨシエ]
大阪府生まれ。日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒。絵本のほか、「さくらいよしえ」名義で児童小説を執筆。そのほか街歩き雑誌や新聞等でコラムを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あき☆ブラック・ベア
4
大熊猫!ただただパンダに惹かれて読んだ本。だけど表紙のイラスト通り楽しい話だった。 魔法の粉のお陰で美味しいパンが焼けるお母さん。そのお母さんから2代目店長を任されてしまった引っ込み思案な女の子が主人公。 この魔法の粉がすごくいいんだなー。魔法の粉の存在を知っていて欲している子も出てくるんだけど、これは娘にしか渡すつもりはないと言うママさん。その魔法の粉を優しさから使いきってしまった女の子。なんとかコンテストのために魔法の粉を手に入れなきゃいけないけど…。それを自力で何とかしたシーンがとても好き。2020/03/20