出版社内容情報
15歳で点字を発明した天才の生涯
現在、世界中で広く使われている点字は、今から約190年前にフランスで発明されました。
発明者はなんと当時15歳の全盲の少年。
その名はルイ・ブライユといいます。
彼は5歳の時に全盲となるも、当時としては珍しく盲学校で教育を受けます。在学中に点字を発明し、その後もより使いやすいものにするために改良を続けて、世界中の目の見えない人々に希望の光を与えたのです。
しかし、ルイ・ブライユの発明は当初から周囲に受け入れられたものではなく、正式に彼の点字が認められたのは、彼が亡くなった後のことでした。
現在はフランスの偉人たちが眠るパンテオンに埋葬されるなど、世界中の人からその功績がたたえられているブライユ。
彼の生涯を、わかりやすくお届けします。
【編集担当からのおすすめ情報】
小学生の教科書にも登場し、某検索エンジンの注目されている人ランキングで、織田信長や聖徳太子をおさえて2年連続1位になったルイ・ブライユの伝記です。
カバーは、2016年に“応援上映”が話題となりスマッシュヒットをとばした『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(キンプリ)の作画監督を務める松浦麻衣氏によるもの。
松浦氏によるハイクオリティな挿絵イラストも、必見です!
山本 徳造[ヤマモト トクゾウ]
広瀬 浩二郎[ヒロセ コウジロウ]
松浦 麻衣[マツウラ マイ]
内容説明
目の見えない人でも、6つの点を使って簡単に読み書きができる―。世界中の人が当たり前に使っているこの6点点字を発明したのは、フランス人のルイ・ブライユという少年でした。フランスのクーヴレ村に生まれたルイは、3歳のときの事故の影響により5歳で全盲に。しかし両親のすすめで盲学校に入学します。そして、15歳のときに6点点字の基礎を発明するのです。ルイは、どのようにして6点点字を発明したのでしょう。その軌跡と、彼の生涯をつづった感動伝記です。
目次
パリ郊外のクーヴレ村
好奇心旺盛なルイ
失われた光
ルイの才能
楽しい学校生活
ルイの不満
ある出会い
いざ、入学
初めての孤独、初めての友だち
盲学校での教育〔ほか〕
著者等紹介
山本徳造[ヤマモトトクゾウ]
大阪府生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。料理から医学、軍事、外交まで幅広いテーマをこなす
松浦麻衣[マツウラマイ]
職業アニメーター
広瀬浩二郎[ヒロセコウジロウ]
1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。点字受験で京都大学に進学。同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。2001年より国立民族学博物館に勤務。現在は同館准教授。“点字力”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。