出版社内容情報
傷ついた子どもたちに寄り添う付添犬の物語
2020年8月、性虐待被害を受けた幼い子どもが、
裁判で証言をする際の精神的負担を和らげるために「付添犬」を伴って出廷するという
画期的な取り組みがなされました。
その出来事は、盲導犬をのぞき、
犬が法廷に立った日本初のケースとして、
さまざまな新聞・テレビでも取り上げられました。
「付添犬」とは、
虐待や性被害によって
傷ついた子どもたちの
ストレスや不安を軽減するため、
児童相談所などの面会やセラピー、
子どもに関する裁判などに
付き添う犬のことです。
子どもたちと関わってきた
弁護士・医師・獣医師などの大人たちが
なんとかして子どもたちを助けたいと、
手を取り合い、悪戦苦闘しながら
この「付添犬」制度を立ち上げる
実話をもとにした感動ストーリーです。
【編集担当からのおすすめ情報】
誰のことも信じられなくなった
傷ついた子どもたちに
「ひとりじゃないよ」
と犬を通じて
手をさしのべ続けた大人たち、
そして、その手をつかんだ子どもたち
さらにその子たちに寄り添った犬たちの
汗と涙がつまっている物語です。
内容説明
ハッシュがいたからわたし話せたんだよ。法廷に犬が立つ!?傷ついた子どもを癒やす付添犬の実話を基にしたストーリー。
著者等紹介
涌井学[ワクイマナブ]
1976年神奈川県生まれ。映像作品やコミックのノベライズを数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。