戦争といのちと聖路加国際病院ものがたり

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092271838
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8093

出版社内容情報

104歳の医師が病院で見つめた太平洋戦争

「戦争やいじめは、人間が人間を愛したり尊敬したりするあたりまえの心を狂わせてしまうもの」―日野原重明先生104歳の記念本は、「病院で見つめた太平洋戦争」を通して子どもたちに「憎しみを乗り越えてゆるし合う心」を伝える希望のメッセージにあふれています。
著者は太平洋戦争が開戦した1941年、聖路加国際病院に内科医として勤務。東京大空襲で収容した1000人の負傷者であふれかえるなか救えなかったたくさんのいのち、病院ロビーに集まり聞いた玉音放送、終戦直後GHQに病院建物をすべて接収されてから返還までの約11年……戦中戦後の稀有な体験をあますことなく語る渾身の一冊です。
アメリカ軍機が投下した「聖路加は爆撃しない」伝単ビラなど貴重写真も多数掲載しています。

はじめに 1

人生を決めた誘い 10
十字架が立つ大病院 15
アメリカ人が開いた病院の歴史 19
アメリカ人の職員がいなくなる 28
軽井沢診療所での初仕事 30
太平洋戦争がはじまった 32
忘れられない親交 35
スパイ容疑をかけられて 38
大運動会の思い出 41
防空訓練がはじまる 44
病院の名前が変わってしまった! 46
女子専門学校の学生たち 52
英語が使えない不便さ 56
病院に残ったのは 58
空襲警報 60
いつもおなかがぺこぺこ 65
海軍軍医少尉に任官 69
東京大空襲の夜 73
トラックに積まれた負傷者 75
屋根があるだけの戦場 80
きょうも「おはよう」が言えたね 84
聖路加国際病院は爆撃しない 87
救護班の活躍 90
さあ、歌おう 92
つかのまの慰問団 94
8月15日の決意 98
占領のはじまり 100
病院明け渡し 102
仮病院での再スタート 107
仮病院でも志高く 109
改善されない物不足 112
闇米の買い出し 115
小さな病院の新たな使命 118
DDTとララ救援物資 122
アメリカ軍病院との交流 124
オスラー博士との出会い 128
アメリカ留学へ 131
待ちわびた病院返還 133

きみたちへ伝えたいこと 139
戦争で幸せになる人はいない 141
にくしみからは何も生まれない 145
戦争といじめ 148
不戦か非戦か 151
他人のことを思いやる人になってほしい 154

医者だから伝えられること 156

内容説明

「戦争はいじめと同じです」104歳の医師が見つめた戦争と未来へのメッセージ。

目次

人生を決めた誘い
十字架が立つ大病院
アメリカ人が開いた病院の歴史
アメリカ人の職員がいなくなる
軽井沢診療所での初仕事
太平洋戦争がはじまった
忘れられない親交
スパイ容疑をかけられて
大運動会の思い出
防空訓練がはじまる〔ほか〕

著者等紹介

日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院の内科医となる。同年12月太平洋戦争開戦。1945年8月同病院内で終戦をむかえる。同年9月GHQに同病院建物を接収されてから、すべて返還されるまでの10年8か月を経験。以来、同病院の院長などをへて、現在は聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長をつとめる。2005年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ケイ

131
日野原先生は、たゆまぬ努力をされてきた。京大医学部時代には勉強しすぎで結核を発症。完治するもそのことにより戦場に行くことはなかった。大学院時代に聖路加病院に。常に向学心を持ち、よりよい医療について考え実践してきた。聖路加は、アメリカからの宣教医師が1902年に聖ルカ病院として設立。昭和初めにはアメリカの手により立派な大病院に。そのために空襲を逃れ、沢山の怪我人が集まった。戦後はGHQ管理の病院に。聖路加は近くの土地の別建物に移る。返還は、1956年。今の経営危機はなんとかされるべきだと痛感した。2017/08/12

ケイ

125
再読。サリン事件の時に聖路加病院の日野原先生のことを知り、それ以来最も尊敬する方の一人。病院とは、いざと慣れば野戦病院の如くに緊急対応するものだと身をもって示された。このような方や病院が近いうちに必要となるだろうが、もう難しいだろう。そんなことを思いながら、先生の語りに耳を傾けた。2020/03/27

Aya Murakami

67
地元図書館の戦争・平和特集棚。 セイジカ…ではなくセイルカと読む…と本書で改めて知る。そういえばルカが医者だったというのはダンブラウン原作映画「天使と悪魔」で紹介されていたなぁ。 人食いバクテリア・結核のおかげで兵隊にとられずにすんだというのは不幸中の幸い。有名な玉音放送で喜んだというのも作者さんの優しい人柄を表している。ただ許すというのは簡単なようでいて大変苦しい行いと思われる。何でもかんでも許していては犯罪者がはびこる世の中になってしまう。2023/07/29

ゆうゆうpanda

38
104歳の医師が戦争といのちについて書いた本。それだけでも既に恩寵ではないか。亡くなった伯母が聖路加病院で看護師をしていた。日野原氏の語る病院の歴史に伯母の面影を探して読み、感慨深かった。キリスト教の精神に基づいて建てられた病院は思想の変化の最前線に立たされ、時代に翻弄される。建物が守られたことによって助かった命も多いのに、医師は失ったいのちの方を心に留める。戦争の理不尽さ悲惨さを後世に伝える意志の強さ。目の前にあるいのちだけでなく、明日そして未来に生まれるべきいのちを守る…医師の使命感が心に迫ってきた。2015/10/10

32
児童書。でも結構児童の年代には難しいかもしれません。開戦時、聖路加国際病院に内科医として勤務された著者は今年104歳。戦争中医者として救いたかったたくさんの命、だけどほとんど救えなかったこと、敗戦を経験し、今の我々に戦争の愚かさと他人を思いやる心を持つ大切さを訴えています。2015/10/04

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