出版社内容情報
いかにしてヒトは生まれたか?シリーズ完結
アフリカで700万年前に誕生した人類は、多様な進化を経て、いかにして現在のヒトになったのか!?繁栄に必要な武器は何だったのか!?最新の研究成果で迫る、まんがNHKスペシャル「地球大進化」完結篇。
内容説明
荒ぶる地球に翻弄されながら我々の祖先は、ついに2本の足で大地に立った!しかし地上の王者となるためにはさらなるさまざまな試練が待っていた。
目次
第1章 ふたつの人類(枝分かれした祖先;新しい食料)
第2章 脳の進化(肉食の選択;最後の中間;ネアンデルタール人の絶滅)
第3章 そして我々は…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akane
4
「最後の大量絶滅の原因は人間だった」。5回あったという絶滅のうち人間が関わっていた回がやはりあった。昭和の時代に「人間のせいで」というセリフを吐く動物もののアニメがどれだけ世に出たことか。太古の罪悪感を本能的に引きずりながら人は生き続けているのかも。肉食種族は、草食種族とは違い、脳を大きく進化させた。生き残るために絞る知恵が脳を刺激し、言葉まで操るようになったというが、禁断の実を食べ原罪を負いつつ子孫を繁栄させたアダムとイヴのイメージがかぶる。『サピエンス全史』をほろ苦く思い出しながらこのシリーズを読了。2020/06/01