出版社内容情報
消化・吸収のメカニズムを楽しい漫画で解説
学習漫画「驚異の小宇宙 人体」の第2巻は、鉄さえも溶かしてしまう強烈な消化液の仕組みです。食べ物を一夜のうちに栄養やエネルギーに換えてしまう消化・吸収のメカニズムを最新の研究成果に基づいて勉強します。
内容説明
おなかの中を探検しよう。消化・吸収の不思議なしくみ。
目次
胃・腸(消化管への旅;胃液の不思議;ストレスと胃潰瘍;小腸の絨毛)
肝臓(人体最大の臓器“肝臓”;生命を維持する非常手段;人工物質から体を守るP450;ウイルスの攻撃を受ける肝臓;文明に追いつけなくなる人体)
著者等紹介
江口吾朗[エグチゴロウ]
科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェロー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akane
3
胃液を浴びて強い酸性を帯びた食物は、十二指腸までくると、アルカリ性の液体(膵液と胆汁)で中和されてから腸に流れ込む。なるほど! 胃はなぜ胃液で溶けないのかとはよく思うものの、胃酸まみれの食物がそのまま小腸に流れ込めばどうなるか、ということまで気づけなかった。胃から十数cm先で強酸から中性の世界に一変する。この表現に深く感動した。さらに肝臓の記述にもびっくり。栄養分を化学処理する「化学工場」とも呼ばれるが、他に500以上もの機能をもつという。この器官が傷めば体への影響ははかりしれない。せいぜい大事にせねば。2020/07/22
kinkin
3
まんが。分からないことや、知らないことは、まず児童書で調べるとイイと思う。2014/02/19
Machida Hiroshi
1
本書は、NHKの番組「驚異の小宇宙 人体」を児童向けにマンガにしたものなので、非常に読みやすいです。第2巻は、人間を動かすガソリンに当たる栄養やエネルギーを、食べ物を胃と腸で消化、吸収することで体に取り込む仕組みと、体内に入り込んだ不要物や毒物を代謝する肝臓の働きについて解説しています。子供向けかもしれませんが、大人にも十分勉強になりました!本書は、人体の不思議の基礎を知るために、かなり役にたつと思います。2014/03/15
ほんのみちを
0
『【まんが】驚異の小宇宙 人体』の第二巻。 胃・腸・肝臓、つまり消化や代謝にまつわる話。 マンガなので読みやすく、理解もしやすいので、入門書としてとても重宝する。 引き続き第三巻へ。2020/02/29