出版社内容情報
地上最速のスポーツ、卓球!文庫第2集!
卓球のイメージを塗り替えたネオ「スポ根」漫画!
卓球で「この星の一番」になりたい星野裕、ペコと卓球は「死ぬまでの暇つぶし」の月本誠、スマイル!
ライバル、中国人留学生 孔文革、帝王 ドラゴン!
彼らの卓球に懸けた青春が飛び交う274Cm!
それが「ピンポン」!
【編集担当からのおすすめ情報】
もはや定番にして古典!文庫化は必然の名作!
卓球マンに限らず、およそすべてのスポーツマンはこの才能と努力の果てなき美しき攻防に涙することは必定!
第19話 Third Game
第20話 ペコVS.アクマ
第21話 海王
第22話 5人の卓球選手
第23話 秋
第24話 不協和音
第25話 冬が近い
第26話 おいてけぼりブルース
第27話 スマイルロボ
第28話 星に願いを
第29話 もがけ青春
第30話 ヒーローになるための試練その1
第31話 問1.月本誠が今、必要としているもの
第32話 マイコーチ
第33話 Do you undestand?
第34話 裏技
第35話 春。
第36話 ヒーロー見参
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fu
20
勝負というシビアな世界で、天賦の才能・素質に努力のみでは勝てない。勝負から降りた敗者の心情、スランプからの復活、勝者の並々ならぬ重圧。試合のスピード感、緊迫感、球や靴の描きかた、構成、台詞、どれをとっても松本大洋は巧い。「耐え忍ぶばかりのこの戦法は俺の性にはまるっきりあわねえ」には泣けた。2017/01/02
kanon
13
青春なのだ。松本大洋の作品でここまで青春なのは新鮮であり、そして一年目のインハイ予選であっさり敗北…でもそれは次の年のさらなる飛躍を望んだことであり、二人の、いや登場人物皆の成長の良い糧となっている。最終的には二年のインハイ予選で終わるのだけれど、やはり終了はそこで良かったとも思う。無駄は無い。もう、細かいところはあまり覚えていないから言わないけれど、二人の”卓球”の向かい方に、もの凄い感銘を受けたのは事実としてある。自分の感情を出せなくなった男と自分の自信を無くした男。それらがまた同じ方向に向いたとき―2013/11/24
おすぎ
9
【たまには漫画も】全員いい味を出してるけど僕はアクマとチャイナが好きです。2016/06/05
MIEKKO
7
00年代のやけくそな脱力感溢れるポップカルチャーって松本大洋あたりから始まったんだな、と思った。映画を観たころはそのポップさに目をひかれていた。今は監督やおばばの視線の優しさとそれに不器用に甘えるペコとスマイルの絆がまぶしい。2012/07/24
北白川にゃんこ
5
敗北してからの人生の方が多い…。2021/12/09