小学館文庫<br> じんべえ

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小学館文庫
じんべえ

  • あだち充
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  • サイズ 文庫判/ページ数 197p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784091961112
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

▼第1話/キーパー▼第2話/ライバル▼第3話/娘2人▼第4話/夏紀行▼第5話/先の夢▼第6話/卒業旅行▼第7話/父と娘▼エッセイ/私の中の大切な『じんべえ』の思い出 松たか子

●主な登場人物/高梨陣平(通称・じんべえ。水族館勤務。死別した妻の連れ子・美久とふたり暮らし)、高梨美久(高校生。陣平の娘…だが、血のつながりはない)、宮下(美久の実の父親。陣平の大学時代の先輩)
●あらすじ/ある日、ふらりと美久がじんべえの勤務する水族館にやってきた。美久が持っている紙袋を見てじんべえは、買い物のついでに寄ったものと思っていたが、実はこの日は美久の誕生日だった。2日後、ようやく気付いたじんべえは、さらにその紙袋が、彼女の実の父親・宮下からのプレゼントであったことにも気付き…(第1話)。
●本巻の特徴/血のつながらない娘とひとつ屋根の下。親娘のような、恋人のような、“じんべえ”と“美久”のドラマの先には…? あだち充の描くハートフル・ワールド、待望の文庫化!!
●その他の登場人物/寺西(美久の同級生で、美久のことが好き。サッカー部のエースストライカー)

あだち 充[アダチ ミツル]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

10
あだち充としては珍しく中年男が主人公。亡くなった妻の連れ子とのビミョーな関係を描いた物語。辻褄合わせとラストのまとめ方はさすがです。2023/11/10

GEN

3
人はいいけどちょっと抜けてる〝じんべえ〟と、血のつながらないしっかり者の娘のやりとりも楽しい、暖かい物語。いつものあだち充です!が、この文庫版のポイントは松たか子による巻末解説です。田村正和・松たか子でドラマ化された今作品ですが、今なら原作レイプと罵倒されてもおかしくない内容でした。あだち充ファンはそんな下品な言葉は使いませんが。この解説では松さんが一生懸命にそのへんのフォローをしており、その健気さには心を打たれます。もし文庫版『じんべえ』を手に取られましたら、ぜひそこをチェックすべしと思います!2013/10/02

海(カイ)

3
田村正和さんが好きで見ていたドラマの『じんべえ』雑誌『ダ・ヴィンチ 12月号』のあだち充特集で『じんべえ』には原作があったのを始めて知り、ネット注文で購入!こんな親子、素敵だなと思います。2012/12/02

参謀

2
あだち充の短編の中でも、完成度が高いおすすめ作品がこれ。じんべえは死別した妻の連れ子・美久と二人暮らし。その関係性を描いた漫画です。ちなみに美久は「H2」のひかりをくせっ毛にした感じ。なんといっても会話のやりとりや細かい仕草が洗練されているのが本作のいいところ。オフサイドだった結婚、キーパーの大切さ、平凡な夢、足に刺さった貝殻、小説家の復縁、ラストシーン。どれも秀逸です。それに表紙もあだち作品には珍しい背景があります。自身は描いていないようですが、これはいいデザインだったと思います。良作。2020/05/10

ひかり

2
あだち充が描く、おおらかな男、いいなあ^_^2017/08/30

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