小学館文庫<br> どんぐりの家 〈2〉

小学館文庫
どんぐりの家 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091960221
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

聴覚障害と知的障害等を併せ持つ“ろう重複障害児”。学校の設定した学力に付いていけないと判断され、「教育の対象外」とされた子供たちとその家族、教育関係者らの活動に焦点を当てた話題作。

【第二部】▼第5話/織江▼第6話/翔▼第7話/命の綱▼第8話/子供会▼第9話/ハイキング▼第10話/海▼第11話/母の想い▼第12話/寄宿舎▼第13話/野中先生▼第14話/兄の手▼第15話/笑み▼第16話/ドラえもん▼第17話/祐太▼第18話/できた▼第19話/雪●主な登場人物/早野(境ろう学校重複障害児クラスに勤める男性教師。翔たちの担任)、三田(早野の同僚の若い女性教師)、野中(境ろう学校寄宿舎の寮母)、山田翔・宮井信夫・阪本みどり(聴覚障害と知的障害を併せ持つ子供たち。境ろう学校の生徒)、斉藤ゆり子(境ろう学校の新入生。自閉傾向が強い)、島祐太(風疹難聴児で足も故障している。境ろう学校の生徒)●あらすじ/早野が学生ボランティアだったころ、初めて出会った重度の障害児・織江。年々体力が衰え、いまや口の周りの筋肉しか動かせない彼女だったが、ある夜とうとう意識不明の重態に陥ってしまう。知らせを受けて病院に駆けつけた早野は、彼女の母親らとともに必死で彼女の名を呼び続ける…(第5話)。●本巻の特徴/重複障害の息子・翔を抱えながらも「明るく生きたい」と願い続ける両親。世間の冷たい目にさらされながらも子供会に入り、他の子と触れ合うべくハイキング

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

2
重複障害の現実は厳しい。親や教師は、なぜわかってもらえないのかと思い悩む。子どもは、何を要求されているのかを掴めずに、感情を暴走させてしまう。それでも、奇跡のように伝わる瞬間がやってくる。かけがえのない瞬間。伝える、伝わる、ということが、人間にとって、とても重要なことなんだなあ。人が生きているのは、そのためなのかもしれない。2016/11/25

まさきち

0
障碍者を普通だと思えるようになりたいと思っている時点で、自分の中にあるへだたりに気付く。2010/04/19

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