出版社内容情報
サハラ砂漠を赤く染めた決戦、ついに決着!
ルシールのフランシーヌ人形は「最古の四人」の足止めに成功。先の戦いで傷つき、壊れゆく加藤鳴海には、ダール、ティンババティ、トーアの思いが注がれていく。手術が続く中、自由を取り戻した人形たちは「長足クラウン号」でテントから脱出を図る。ミサイルで人形を一網打尽にする作戦は、逆利用されていたのだ!
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開! サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻、鳴海を救うために「しろがね」が死力を尽くす第11巻の登場です!!
藤田 和日郎[フジタ カズヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
29
真夜中のサーカス壊滅へ。体の大半を失ってなお立つナルミ。藤田漫画の真髄。うしとらより凄惨な自己犠牲の果てに、真夜中のサーカスは・・・。物語はまだ半分、しろがねとナルミや勝の再会もない。少し休んで続きを探そう。2019/02/04
うさみP
8
アニメ化!!うしとらもアニメ化され、文庫化する辺りから予想していたけど。過去の月7みたいに一年以上のスパンでやってほしい(何なら月7枠復活希望)。明日へ吹く風を死なせてはならない。託された人形の四肢と銀色の血。風車となったナルミに敵は無い。立ちはだかる死を前にして、戦いまだ自分が生きているという実感。ただ死ぬ姿が美しいのではない、死に抗い生きて死ぬまで生きるからこそ美しい。笑わぬフランシーヌ人形の語る真実、天から降る光柱を眺めるナルミの鬼気迫る激情。あのシーン、ペンでは描けないと指先で描いたらしいですね。2018/03/17
ジョン・ドゥ
5
昨日の復讐の戦いが終わり明日を生きる風が吹く…サハラ砂漠編決着ッッ!!魔改造鳴海は完全に人間じゃなくなったけどコレは皆の心そのものなんだッ!それにしても他の人形持ってきてると思ってはいたけど何でそんなショボい奴をw2018/03/20
サテヒデオ@ダイナミックひとり
2
変わるコトがあり、変わらぬモノがある。ヒトは、時に厄介だけれど、だから面白くもある。ヒトであることの美しさは、しろがねになっても残っていて。しかしここで、否、疾うに人形にも変化が生じていた。不変の疲れから脱したいフランシーヌ人形は何処へ?2018/03/20
k. h
1
からくり編一時閉幕。ナルミの気持ちを考えると辛い。そしてロッケンフィールドさんが悲しい。2018/09/29
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- 和書
- スノウ・エンジェル