出版社内容情報
大切な人が危機にさらされたとき、少年は…
泣いてばかりではなく、いつも笑えるようになると決意した才賀勝は、黒賀の者たちや叔父・善治から逃れることに成功するが、その勝を救おうと屋敷に突入していた加藤鳴海としろがねは人形使いに囚われてしまう。
しかし、勝は敵だったはずの阿紫花を雇い入れ、無謀とも思える作戦でふたりの救出に向かう。善治が仕掛けた爆弾がさく裂、崩壊する塔での戦いを制するのは? そして、泣き虫だった勝に鳴海が教えた言葉とは? 熱い想いが交差する軽井沢編、ついに決着!
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開! サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻、待望の第2巻です!!
藤田 和日郎[フジタ カズヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
36
殺し屋・阿紫花さんが、なんだか良い。勝を通して絆を結んだ鳴海としろがね。だんだん鳴海が好きになってきた。最初はちょっと強いだけの拳法使いだと思っていたけれど。好きになってきた矢先に死んでしまうけど。いや、死んでないか、主人公のひとりだしね。後半は勝の学園生活。でも平穏無事には済まされないか。2019/01/20
北風
12
俺の屍を越えていけ!! グレン○ガンで言うところの、カミナがいなくなっちゃった状態。ええ~っ!? でも諦めて読むのをやめたら駄目! 死んだエアリスを生き返らせようとあがけ! だけど本当に生き返ると興醒めなんだけどね。しかし、それがこの著者の凄いところなんだよ!! と、首を長くして待て! なんだよ。2017/06/28
kanon
8
これは凄すぎる…事前知識が本当に無かったので、素直に衝撃を受けた。これだから面白い漫画探しはやめられないというか、もう嬉しい気持ちが溢れている。なぜなら、まだこの作品を読み続けることが出来るからだ。それも初見で。漫画好きにとってこんなに至福な時間はないのだった。2017/10/18
うさみP
5
傷に伏せて笑え、泣いて笑え、歯を食いしばって笑え、拳を振りかぶって笑え、あいつの為に笑え、楽しかったら笑え、笑いたいときに笑え。片腕と共に鳴海が残していった笑顔という力(パワーオブスマイル)。物語序盤からあの展開は衝撃的。これ以上の衝撃がこれから続くのだろうな。2017/06/17
影法師
3
阿紫花さん好きよ2018/10/03