出版社内容情報
ノンフィクション作家・猪瀬直樹が原作を担当した話題作が、文庫版で再登場。ニュース番組プロデューサー・日野らの奮闘を通して、放送ジャーナリズムが抱える様々な問題を浮き彫りにし、現代社会を鋭く突く!
▼第1話/騒動▼第2話/VTR▼第3話/火曜日の男▼第4話/事情聴取▼第5話/オカエリナサイ▼第6話/消えたタクシー ▼第7話/雪の日▼第8話/パンドラの箱▼第9話/暗闘▼第10話/反撃▼第11話/小さなメモ▼第12話/日野失脚!?▼第13話/緊急役員会●主な登場人物/日野湧介(CBSテレビの番組『ラストニュース』のプロデューサー。かつては学生運動の闘士だった)、山口エリ(『ラストニュース』のメインキャスター。周囲には隠しているが、日野とは恋人関係にある)、吉岡(CBSテレビの新入社員。『ラストニュース』に配属され、下積みからスタート)●あらすじ/仕事が終わって、飲み屋でくつろぐ「ラストニュース」スタッフたち。だがそのとき、隣家で火災が発生! 幸い大事には至らなかったが、日野は火災現場に不審感を抱く。彼らは、最近の火事がすべて火曜日に起こっていることに目をつけ、それらが同一の放火魔によるものだと断定する…(第1話)。●本巻の特徴/本巻の目玉は、マスコミと政界の癒着ぶりを露わにする裏金問題。プロデューサー・日野は独自調査を進めるが、各界の大物を巻き込んだこの騒動は、日本全国を揺さぶる大スキャンダルに発展する!●その他の登場人