出版社内容情報
大自然に展開する、生き物たちの絶えることのない闘争と征服と挫折……。巨匠・手塚の最高傑作、待望の文庫化!!
▼第10話/戦闘▼第11話/幼いものたち▼第12話/ふるさとをすてて▼第13話/ダンディ・アダムという男▼第14話/レオの宮殿▼第15話/ニューヨークにて▼第16話/死斑病▼第17話/ムーン山に関する記録▼第18話/ルネ故郷に帰る▼第19話/ビッグ・クレバス▼第20話/氷の地獄▼第21話/大団円●登場人物および動物/レオ(全身が白い言葉をしゃべるライオンで、ジャングルの王)、ライヤ(レオの恋人)、ケン一(レオのよき理解者である日本人。ジャングルに置き去りにされ、レオとともに生活することに)、コンゴ(ジャングラ族を統治する女王。その正体は、ケン一とともにジャングルに置き去りにされた少女、メリー)、ヒゲオヤジ(ケン一のおじ。ジャングルで消息を絶ったケン一を探している)●あらすじ/ピグミーの村で暮らしていたレオは、村に戻ったライヤと再会。レオは彼女から仲間たちが不安な生活を送っていることを聞き、ジャングルに戻ることを決意する。一方、ケン一はジャングラ族の女王・コンゴに捕らえられたヒゲオヤジを救出に行くが、反対に捕らえられてしまった。勢いを得たコンゴは、川下のレオの土地に総攻撃をかける。ジャングラ族の大軍に押され、ジャングルを捨てて退却する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takka@ゲーム×読書×映画×音楽
14
ジャングル大帝は手塚治虫作品を読んだことがない人でも名前を聞いたことがあるぐらい有名な作品だと思う。だが、漫画は全2巻で思ったより長編漫画ではなかったことに驚き。パンジャ→レオ→ルネの白獅子の一族のアフリカ大陸を舞台にした雄大な運命を描く大作。2021/09/08
こっこ
3
レオに二人の子供が誕生。息子ルネは人間の世界に 憧れて飛び出す。妻ライヤが死斑病で亡くなってしまったのは悲しいけど人間の力で娘のルッキオが助かって良かった。 その約束にレオが挑んだムーン山にて壮絶な最期が 待っているとは…。そして時代は巡りレオの孫の代へ。2018/11/02
スリカータ
1
まさに地球規模のスケール感。圧巻でした。この2冊の漫画には様々な要素、メッセージが込められている。レオという一匹のライオンの生涯が愛おしく感じる。動物という純粋無垢な者の目を通して描かれる人間の卑俗。最後にこの漫画のタイトルの真意を知る。落涙。2016/11/08
ソラダマ
1
人間に娘を助けられ、人間の欲に巻き込まれ、人間のために犠牲になる。文字通り大河ドラマだけど、レオの生き方はこれで正しかったのだろうか。ルネがジャングルの仲間に何を伝えるか、どう生きていくのか、気になるところだ。2016/05/14
あずさ
1
レオ…男前過ぎるよ!そこまでしなくても…!レオ自信が父親と関われなかったように、レオの子ルネもあまり父親と同じ時を過ごすことが出来ず…。でも、ルネは自分ですごい経験積んで、ひげおやじにレオの話を聞いて立派に大帝をやってくれてるはず。2014/01/22