出版社内容情報
四次元世界に迷い込んだ際に身につけたふしぎな能力を駆使し、数々の難事件を解決していくサブタン!! だが、さらなる難問が彼を窮地に!!
▼第1話/そもそも神かくしとは▼第2話/アンパカ組はキモをつぶした▼第3話/四次元にマネキンあり▼第4話/おまえが放火犯人だ▼第5話/人間の皮を着た人間▼第6話/タイム・マシンのおんぼろ事件▼第7話/サブタン三四郎▼第8話/アフリカ危機一髪 ●主な登場人物/大西三郎(サブタン)(時間を止める能力を持ってしまった少年) ●あらすじ/町内でも指折りのワンパク小僧グループ・アンパカ組。今日は組の新しい代表を決める重大会議の日なのだが、サブタン(三郎)の姿が見えない。外出を許されないサブタンは、姉を若乃花のブロマイドで買収してようやく家を抜け出すのだが、会議に遅れた罰として、工事中の地下道をひとりで通り抜けることになる。仕方なくサブタンは、地下道を歩き始めるが、突然、地下道の壁に吸い込まれてしまう! サブタンは一体どこに…!? 途方に暮れるアンパカ組とサブタンの両親だが、そこに警察から連絡が! なんとサブタンは、銀座のど真ん中にいるというのだ。慌てて皆は銀座へと向かうのだが、またもサブタンは突然姿を消し、今度は上野の西郷さんの銅像の上に現われた!!(第2話)▼時間を止める力を持ってしまったサブタン。しかし、当然のことながら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
27
1989年(平成元年)が23年後の未来として描かれている! そういう時代の作品。少年の日常生活に入り込んだ不思議という扱いなので、時代背景をよく反映して、レトロな雰囲気。これが東京オリンピック前後の時代の空気なのだろう。しかし半世紀後の今でも時間を止めることはできない。これこそ永遠の夢なのだろうか。2015/11/29
がんぞ
5
辻真先がNHK時代、『新世界ルルー』時間停止をTVドラマ化しようと発案。ビデオのない同時撮影時代で、「瞬間に消える」=同じセットを併設しカメラ切り替え、がもの珍しく好評だった。原作ではなくそれと並行して描かれたスピンアウト。手塚だけに物語の枠をはみ出し、アメリカの警察権、世界平和実現の方向性に発展…/火事なら“火”を物体としてチリトリで集めて捨てることができる。万能のようだが、上空で爆発寸前の核ミサイルには届かない。仕方なく4次元世界のお姉さんの力で次元ドアを作ってアフリカの砂漠へ送ったが。次元ドアが暴走2019/09/05
みのにゃー
4
処分前の再読。時間をとめたり動かしたりする能力を持った少年サブタンが主人公(かのパタリロ8世も同じ能力を持つ)。あったらいいな的な憧れ。この能力で悪人を懲らしめたり、少年ならではの失敗があったり。巻末エッセイに辻真先氏。この作品をTVドラマとしてプロデュースされた苦労話など。2020/05/03
llll'
1
.2020/02/12
まこちん
1
無双じゃないのがイイネ2015/12/19