出版社内容情報
一代の怪物、影丸。彼を中心に強烈な個性を持つさまざまな人間たちが入り乱れ、運命に翻弄されながらも信念をつらぬいていく。因縁の糸が絡み合う大河歴史コミック。
▼第1話/斬光▼第2話/群生(1)▼第3話/群生(2)▼第4話/群生(3)▼第5話/清水寺の血煙(1)▼第6話/清水寺の血煙(2)▼第7話/百足火(1)▼第8話/百足火(2)▼第9話/葉隠れ▼第10話/分裂(1)▼第11話/分裂(2)▼第12話/影の地帯(1)▼第13話/影の地帯(2)▼第14話/影の地帯(3)▼第15話/影の地帯(4)▼第16話/影の地帯(5)▼第17話/影の地帯(6)▼第18話/影の地帯(7)▼第19話/影の地帯(8)▼第20話/影の地帯(9)▼第21話/影の地帯(10)▼第22話/影の地帯(11)▼第23話/影の地帯(12)▼第24話/影の地帯(13)▼第25話/影の地帯(14)▼第26話/影の地帯(15)●登場人物/影丸(陰の流れをくむ忍者。一揆を指揮し、信長軍を手こずらせる)。林崎甚助(重太郎と同じく主膳を仇とする男。京へ主膳を討ちにいく)。螢火(明智十人衆とともに影一族の抹殺に命をかける。主膳の妹)●あらすじ/一揆軍は連日戦いを繰り返し、優勢に活動を展開していた。富田長秀のクーデターによりその機を狙った本願寺法王顕如は、ひろく門徒、農民に呼びかけた。各地の一揆軍は越前の戦いに参加し、かくして加賀とならんで越前は一揆軍の支配す26話)、光秀の影武者坂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
14
敵対する忍者同士の悲惨な殺し合いが続いている。 50年以上前に読んだ本でも記憶の隅に残っているものは多い。この本もそうだが、どのような終末を迎えたかは靄の中にある。 反乱側と鎮圧側の戦いが忍者たちにも浸透していくが、その結果どうなったは全く覚えていない。 秀吉の時代になると刀狩りが実施され、民衆の革命権が奪われてしまった事実から観れば鎮圧側の時代が来るのは確かなのだが、この7巻を読む限り予測もできない。そして予測もしたくない気分に陥ってしまった。2021/01/12
コリエル
4
サルまんのおかげで有名な病葉(わらくば)の術が出てくる。死体に擬装し、目玉がくり抜かれようとウジがたかろうと身動きしない強烈な術だが、随分あっさりと敗れたもんだ。こんなに抜け目のない影の一族が、その後で蛍火の自爆技に簡単にひっかかるのは若干の違和感がある。2021/11/08
Hiroki Nishizumi
1
戦(いくさ)そして闘いに関する話が続く。影一族も徐々に減ってきた。これからどう展開するのだろうか・・・2014/01/04
狂人29号
0
影丸、重太郎の状況は不明。信長や、光秀も語られず、甚助だけが、少し語られる。かくして、物語佳境は、周辺から、破滅の一途を辿る。影一族、刺客、螢火。迷いなく、突き進む、登場人物たちの生き様は圧巻。2014/06/10
santana01
0
信長vs一揆勢の大きな物語と影一族vs明智十人衆の小さな物語が語られる第七巻。結末に向かって登場人物の多くが役目を終え退場(死)してゆく。一時は勝利得たかに見える一揆軍も歴史の闇に埋没してしまう運命にある。子供の城の崩壊がそのことを暗示しているのだと思う。ようやく忍者武芸帳の名に相応しいの忍者同士の秘術を尽くした戦いが繰り広げられ、あり得ない展開(かなり馴らされたが)にハラハラドキドキものだ。しかし、すべてを失い、無敵の仮面を剥がされ、一人残された影丸はどうなってしまうのだろうか。2013/03/02
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