出版社内容情報
「非属の才能」を世に出した漫画家・山田玲司が「最近の若いヤツ」に心を開いてもらうための3つのキーワードを提案する。
内容説明
「愚痴らない」「威張らない」「ご機嫌でいる」世代間の溝が深い現代の人間関係を円滑にするために必要なこと。人気漫画家が、各界の有名人へのインタビューを続ける中で導いた、大人が果たすべきたった3つの義務を伝授!
目次
第1章 「バカにされる」年長者
第2章 若者は「劣化」しているのか?
第3章 愚痴らない
第4章 威張らない
第5章 ご機嫌でいる
第6章 「年上の義務」をめぐるQ&A集
第7章 「イノベーション幻想」の終わり
第8章 「年上の努力」がすべてを変える
著者等紹介
山田玲司[ヤマダレイジ]
マンガ家。1966年東京都生まれ。20歳でマンガ家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
39
威張らない、機嫌良くする、愚痴を言わない。年下から軽んじられない先輩になりたいですね。2016/08/23
hundredpink
23
可視化された絶望になるな。2016/05/24
活字スキー
22
山田さんの著作は『絶薬』をはじめちょこちょこ読んできたし、自分自身もそれなりにイイ歳だし日頃から色々と思うところもあったりして、ほとんどがすんなりと腑に落ちる内容だった。若者たちから見て、年長者が老害という名の「可視化された絶望」とならないために心得ておくべきこと。「愚痴らない、威張らない、ご機嫌でいる」若者に向けてはとにかく「逃げてもいいけど、死ぬな」年長者を敬う事は尊いが、それは決して年長者の側から「とにかく敬え!」と押し付けるものではない。2016/05/29
u1
19
まず、装丁を見ただけで笑えたので読んでみた!やっぱり面白かった!タイトル通りの内容で、よもやよもやの話ばかり!自分たちは、知らず知らずのうちに、鬱陶しい年上の人たちを、亡き者にしていたのだと気づき、自分も年下からそう思われてたら恐ろしい…と感じた。『厳しく育てられてきた人は、他人にも厳しくしてしまうように基本が「設定」されてしまっている。 「褒めて伸ばす」という最近の風潮が気に入らないと感じる人は、「褒めてもらいたかった人」なのだ』➡️そうかもしれん。できる限り、ゴキケンでいたい。2021/10/09
hydrangea
19
装丁からはその手の軽い本なのかと思いましたが、読み進めてみると自己を振り返るよい機会になったと思います。シンプルですが実際に自分が出来ているか、きちんと考えなければなりませんね。「愚痴らない、威張らない、ご機嫌でいる」。後輩から教えられることも色々ありますし、自分とは違う視点、意見を出してもらえるのは貴重です。以前に尊敬する上司から「全ての仕事の手を止めて、部下の話を聴けるか?その姿勢を皆見ているぞ」と教えられたことを思い出しました。2016/08/20