小学館文庫<br> カムイ伝 〈14〉 号びの巻

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小学館文庫
カムイ伝 〈14〉 号びの巻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784091920447
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

徳川幕府による厳しい身分制度下、権力の重圧にあえぐ者たち。多彩な人物群と雄大な構想、透徹した歴史観で綴る白土劇画の代表作であるばかりでなく、日本コミック史上に燦然と輝く名作。

▼第1章/カンダチ▼第2章/嵐▼第3章/第三の領主▼第4章/号び(1)▼第5章/号び(2)●主な登場人物/カムイ(厳しく差別される身分から自由を求めて脱出し、忍びと化した天才忍者だが、現在は忍びの世界から抜け出すべく逃亡中)、正助(優れた知能で社会を改革しようとする農民)●あらすじ/町人請け負いの新田開発の通達に抗議するため、江戸に出向いていた竜之進。しかし、彼に命ぜられたのは、領内の物品の取引きの権限をイタミ屋という商人にゆだねることと、身分差別強化のための人別改めの議だった。さらに幕府の決断によって代官の交代劇が起こる。結局、身分制度は元のもくあみに帰し、新田開発計画も頓挫して、せっかく竜之進らが推し進めてきた日置の改革は大きく後退してしまう。そして幕府の思惑通り、領内の市場の実権はイタミ屋が握ることになるが、このイタミ屋の正体は? そしてその背後にあって、幕府と結び付くほどの巨大な力を持つ人物とはいったい何者なのだろうか……?●その他の登場キャラクター/ナナ(カムイの姉)、苔丸/スダレ(夙谷の住人で、正助の協力者)、ゴン(花巻村の農民)、笹一角(本名は草加竜之進。目付けの陰謀で一門は断絶、その仇を果たし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

16
一気に一揆突入した。いままで散々失敗してきたのに、それだけ農民の方にも知恵が付いてきたということか?百姓の産業品を買い叩く問屋の存在。ブルジョア革命かと思ったら、それも潰されそうで、一気にプロレタリア革命になるのか?そうは思えないのだが。「共鳴き」という米を喰う雀退治で、農民が行う行事が伏線となって、一揆に繋がる。自然と生活が密着しているということ。その中から大男が「カムイ、カムイ」と叫び出てくるのだが、大男伝説は各地にある。ダイダラボッチか?歴史と伝承の民俗学を取り入れたところに白土三平の面白さがある。2021/10/29

うぃ

0
3.0 なんか搾取と一揆を繰り返してるような気がするけど、これあと1冊で終わるのかな。2017/05/23

佳蘋(よし)

0
再読

ポンくん

0
自宅にあり2021/04/22

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