出版社内容情報
一話一話があたたかい手のひら大のおとぎ話
戦好きなキエル国のお姫さまは、病弱でわがまま。ある日目の前にあらわれた妖精が、不思議なネジを使い出した。それは先代王が残した、たった一つの「宝」だった…？表題作ほかハートフルショートメルヘン25話！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
したっぱ店員
28
雑誌連載時は「箸休め」のようなポジションで読んでいた作品。今回まとめて読んだら、改めて「包み込まれるような幸福感」に身をゆだねられてとても満足。簡潔な線でさらっと描かれているのだけど、密度濃い1冊だった。2013/10/11
saga
26
読メの皆さんの書評が良かったので購入。短編が次々に出てくるので、起承転結というかオチに無理があるかも、と思いながらも楽しんだ。大人のための童話といったところ。やられてしまったのは、動物や人の死から、それを乗り越えて残されたものが幸福になるようなお話。「虹のくも」「忘れ草」「見遣らずの送り」が良かった。2014/04/21
1039kuri
10
短編集。ほんわかしてます。なんだかなつかしいし。犬と少年のお話がいくつかあったのですが、とってもあたたかくて良かったです。2013/09/22
ARGT
2
心が浄化された。児童向けの絵本みたいな趣が良い。2012/01/30
鈴木双葉（全日本目が死んでる団団長）
2
ちょっと似たり寄ったりの話が多い気はするが、ほんわかとあったかい世界観は心地よい。気になるのは解説の人。結局、自分の話ばっかり書いてるような。2010/01/11
