小学館文庫<br> 杖と翼 〈第3巻〉

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小学館文庫
杖と翼 〈第3巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 373p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091912367
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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29
物語が動き出す3巻目。今回は主人公アデルの危機一髪な展開だった。扱っているのが「フランス革命」なだけにヒヤヒヤしながら読んだ。264ページのレオンの「これがわたしのせいいっぱいの譲歩だ!」はジワッと来るモノがあった。リュウとファーブルのいきさつやレオンとの関わりは再読の必要がある。バランタン、ビビ、オランプ、ヴィリエ、等、脇役が泣かせてくれる。個人的には、髪を切ったアデルの方が良い。2016/08/18

ミナ

6
何かあるとすぐ「革命万歳」といえば非道な行為も行いも許されるのか。「自由」とは何かとても難しい。混迷を極めるフランスの様子を知っているからこそ、のちにロシア革命干渉戦争も起こったのだとわかった。秩序が崩れる革命が起こることはとても恐ろしい。2017/12/09

k

1
いやあ波瀾万丈。昔読んだ「アンジェリク」を思い出した。ロラン夫人の名言「おお“自由”よ。汝のためにどれほどの犯罪が行われたことか」が印象的。アデルの「いつの時代のどんな社会だろうと品性下劣な人間が弱い者いじめするのよ」も名言だな。2022/06/19

調“本”薬局問悶堂

1
世界史の授業で、フランス革命の英雄として現れたロベス・ピエールが次の章で自分のオハコだったマダムギロチーヌによって斬首され、空しく感じた。出た杭が打たれた。『恐怖政治』そのものの問題もあるのだろうが。 権力を得ると欲が出る。理想が高く完璧主義だと視野が狭くなる。裏切り、策略と革命の同士とも袂を分かつ。そんな人の醜いところが、この『恐怖政治』にはつまっていた。 それをこの漫画は上手に描く。 木原敏江は天才だ。彼女が描く絵、綴る言霊、流れる時間、選ぶ題材、全てが美しく豊かだ。 《2020年5月 登録》2006/06/17

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